研究課題/領域番号 |
16591493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
大井 律子 (2005) 山口大学, 医学部附属病院, 医員 (20398001)
伊原 公一郎 (2004) 山口大学, 医学部附属病院, 助教授 (90184788)
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研究分担者 |
大井 律子 山口大学, 医学部附属病院, 医員
吉田 佑一郎 山口大学, 医学部附属病院, 医員
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 筋肉移植 / 筋衛星細胞 / 神経再生 / 再生医学 / 遺伝子 / 成長因子 / 筋衛生細胞 |
研究概要 |
実験計画に従い、筋肉移植術における筋線維再生に関する動物実験を行った。移植術後の術後回復過程における筋再生現象を間接的に示唆するMyoDの発現の経過の解析を主な研究対象とした。実験モデルとしてWistar系雄ラットの腓腹筋内側頭を移植筋とし用い、移植モデル群、阻血モデル群、脱神経モデル群の3群を作成した。阻血群は神経を温存したまま一時間の阻血操作を行い、脱神経群は神経を切断したままとした。術後、外固定は一切行わず飼育ゲージの中で自由に活動させた。これら3群において筋電図、組織学的検討、RT-PCR法を用いて検討した。結果は1)筋電図:術後2、4、6週モデルに針筋電図を行ったところ、2週ではM波は認めず、4週以降で出現していた。つまり、移植後2〜4週の間に再神経支配が確立されていると推測された。2)組織学的評価:術後3日目からsatellite cellと思われる類円形の核が出現し、以後4週までその数は増加していた。再神経支配が確立された4週では、筋肉の移植が残存しているものの、類円形の核数は最も多かった。3)RT-PCR法:MyoDの発現は正常筋ではみられなかったが移植群では術後3日目から軽微ではあるが発現があった。その発現量のピークは2〜4週で以後は減少し、6〜7週以降では発現は消失した。阻血群では術後3日〜7日までの間にのみ発現がみられた。脱神経群では術後3日〜3週まで継続して発現がみられた。またその発現量は移植モデルにおいて、脱神経群に比較し、1.5〜3.2倍と多かった。 以上の結果より、移植筋において再神経支配はsatellite cellを活性化し、分化・増殖させることが推測された。またこの再神経時期にMyoDの発現量が高レベルであったことは、この時期に筋再生能が高まり、筋再生を生じていることが示唆された。
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