研究課題/領域番号 |
16591532
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
西脇 公俊 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10189326)
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研究分担者 |
石川 直久 愛知医科大学, 医学部, 教授 (80109321)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 神経原性肺水腫 / 肺血管内皮細胞 / 肺血管透過性亢進 / 細胞培養 / 迷走神経 / 麻酔薬 / 神経原生肺水腫 / 血管透過性亢進 / Dibutyryl cAMP / neuropeptide Y / 部分肺還流標本 / ARDS / ALI |
研究概要 |
1.ラビットの神経原性肺水腫モデルの確立をめざして、肺水腫発生率が100%近くとなる条件設定を探る実験:第4脳室にフィブリンとトロンビンを投与しても、ラットのように神経原性肺水腫を高率に作成することができず、ラビットでの脳室内フィブリン・トロンビン投与による神経原性肺水腫モデルの作成は困難であった。 2.ラビットの部分肺還流標本の確立実験:そもそも1の実験で、神経原性肺水腫モデルが確立できなければ、この部分肺還流標本を確立しても神経原性肺水腫発生機序に迫ることができないので、この実験は中止した。 3.血管内皮細胞の単層培養:ヒト肺血管内皮細胞の培養に成功した。その他冠動脈内皮細胞、大動脈内皮細胞の培養にも成功した。 4.血管内皮単層培養での透過性変化の測定:ヒト肺血管内皮細胞単層培養の上下で蛍光標識した蛋白の移行を蛍光プレートリーダーにて読み取り、透過性変化の指標とする手技を確立できた。透過性に変化を与える条件として様々な薬物をスクリーニングした所、吸入麻酔薬であるイソフルレンに肺血管内皮細胞の透過性を亢進させる作用があり、セボフルレン、プロポフォールにはそのような作用が無いことが明らかとなった。イソフルレンによる透過性亢進がH-9(PKG阻害薬)、DY9760e(calmodulin阻害薬),ML-7(MLCK阻害薬)により抑制されることが明らかとなった。以上から、イソフルレンの透過性亢進は、Ca2+-PKGの関与した、cGMP系による細胞骨格変化およびMLCKの関与したMyosin contractionのメカニズムが透過性亢進に関与していると推察された。
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