研究課題/領域番号 |
16591595
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山田 裕二 神戸大学, 医学系研究科, 医学研究員 (20362783)
|
研究分担者 |
乃美 昌司 神戸大学, 医学系研究科, 医学研究員 (10324930)
三宅 秀明 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (60379435)
武中 篤 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (50368669)
山中 和樹 神戸大学, 医学部附属病院, 助手 (50379369)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
2,970千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 再生医療 / 血管形成 / 泌尿器科 / 再生 / 成長因子 |
研究概要 |
我々は本研究においてFVBマウス足底筋(Soleous muscle)由来の筋芽細胞をマトリゲルで表面処理を行った細胞培養皿上で大量に増殖させ、筋繊維を形成する技術を開発した。そして増殖させた筋細胞を足場となるマトリゲルおよびコラーゲンゲルとともにマウス皮下に注射すると再生筋組織が形成される技術を開発した。これらに成長因子であるVEGF(血管内皮由来成長因子)を強制発現させると再生筋組織の形成に有効であることが確認された。さらにHGF(肝細胞増殖因子)、PDGF(血小板由来成長因子)、IGF(インシュリン様成長因子)bFGF(線維芽細胞増殖因子)を加えヌードマウスへの移植する実験を行った。その結果、通常短期間に吸収されてしまう再生筋組織が、bFGFを用いた場合、長期にわたりその体積が保持され、良好な血管形成が観察されることが確認された。そして筋芽細胞由来の筋細胞は各成長因子により細胞増殖および遊走能が亢進することが観察され、これが再生筋組織の維持に役割を果たしていると示唆された。またPDGFは組織の退縮予防効果があることが確認された。この技術を応用し尿道括約筋の再生を行うべくマウスの尿道括約筋付近に筋芽細胞を注入すると尿道括約筋の形成が確認された。
|