研究課題/領域番号 |
16591632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
横山 良仁 弘前大学, 医学部, 講師 (90261453)
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研究分担者 |
水沼 英樹 弘前大学, 医学部, 教授 (10125875)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | Clofibric acid / 卵巣癌 / プロスタグランディンE_2 / Carbonyl reductase / 血管新生 / アポトーシス / 抗腫瘍効果 / CDDP / Carbony1 reductase / Clofibrate / 血管新生抑制 / アポトーシス誘導 / 抗腫瘍剤 / VEGF / PGE_2 / Ovarian cancer |
研究概要 |
8週齢のヌードマウス背側に0.5x10^6/mlのヒト卵巣癌細胞OVCAR-3を移植し担癌モデルを作製した。また同種ヌードマウスに0.5x10^6/mlのヒト卵巣癌細胞DISSを腹腔内に移植し癌性腹膜炎モデルを作製した。コントロール群(CONT群)、Clofibric acid食餌内投与群(CA群)、CDDP腹腔内投与群(CDDP群)、CA+CDDP群に分け、担癌マウスの腫瘍制御率、癌性腹膜炎マウスの生存期間、腫瘍内carbonyl reductase(CR)量(Western blot・densitometry)、血清中(S)・腫瘍中(T)・腹水(A)中のPGE_2濃度とVEGF量(ELISA法)、腫瘍中微小血管密度(MVD、CD31陽性)、腫瘍中アポトーシス出現頻度(TUNEL法)を検討した。以下のような結果を得た。1)腫瘍制御率はCONT群に比べCA群46%(p<0.0002)、CDDP群34%(p<0.002)、CA+CDDP群76%(p<0.0001)であった。2)生存期間はCONT群で31.2日であった。60日生存率はCDDP群55.6%(p<0.001)、CA群60%(p<0.001)、CA+CDDP群80%(p<0.0001)であった。CDDP群とCA+CDDP群の間にも有意差を認めた(p<0.005)。3)腫瘍内CR量はCONT群・CDDP群に比べCA群、CA+CDDP群で約3倍に増加していた。4)CONT群に比べCA群・CA+CDDP群ではS・T・A中のPGE_2濃度は約25%まで減少(各々p<0.0001)、VEGF量は約30%まで減少した(p<0.05、p<0.005)。CONT群に比べCA群、CA+CDDP群ともMVDは50%へ減少し(p<0.02)、アポトーシスの出現頻度は2.5倍に増加していた(p<0.005)。結論として、CAはCDDPに匹敵する抗腫瘍効果を示した。CAの作用機序としてPGE_2活性が低下するための血管新生抑制とアポトーシス誘導の2つが示唆された。
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