研究課題/領域番号 |
16591709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
村田 明道 (2005-2006) 島根大学, 医学部, 助手 (90346388)
佐藤 達明 (2004) 島根大学, 医学部, 講師 (30288518)
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研究分担者 |
川内 秀之 島根大学, 医学部, 教授 (50161279)
清水 保彦 島根大学, 医学部, 助手 (60418788)
石光 亮太郎 島根大学, 医学部, 講師 (90301291)
村田 明道 島根大学, 医学部, 助手 (90346388)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 気道上皮細胞 / 副鼻腔炎 / 中耳炎 / 肥満細胞 / Toll-like receptor / RT-PCR / OK432 / IL-12 / アレルギー性鼻炎 / 早期介入療法 / TLR / IL-8 |
研究概要 |
1.上気道粘膜由来の上皮細胞培養株の樹立 気道上皮から確立されたコマーシャルペースの細胞株やマクロファージの細胞株を使用すると同時に、鼻粘膜や中耳粘膜から採取した上皮細胞を用いて、培養細胞株の樹立を図った。その結果、ヒト鼻粘膜上皮細胞を採取し、HPV16-E7をトランスフェクションし不死化を図り、2系統の細胞培養株(HNECl, HNEC2)を樹立した。 2.上気道細胞株におけるTLR遺伝子発現 HNEC1およびHNEC2を20代継代した後、trizolを用いてtotalRNAを採取し、TLR1-TLR10特異的遺伝子発現についてRT-PCR法にて解析した。TLR2,TLR3およびTLR6特異的遺伝子発現をHNEC1,HNEC2いずれにおいても確認した。TLR4についてはHNEC2にのみ確認された。 3.気道上皮細胞・肥満細胞からのケモカイン・サイトカイン産生におけるアレルギー治療薬の抑制効果 上気道の炎症病態に関わる肥満細胞や上皮細胞をIgEのクロスリンキングやPAMPにより刺激し、サイトカインやケモカイン崖生のin vitroの実験系やin vivoでの急性鼻炎モデルを確立して、抗ヒスタミン薬や免疫修飾作用のある薬剤を用いた炎症病態の制御に関する種々の検討を行い、成果をあげた。 4.溶達菌製剤OK43Zを用いた内因性IL-12産生の誘導とマウスアレルギー性鼻炎の抑制 OK432は主としてTLR2を介し、単球系細胞よりIL-12産生を誘導することにより、抗原特異的Th2応答を制御し、マウスアレルギー性鼻炎モデルにおいて、誘導相でのOK432の投与が抑制効果を発揮し、アレルギー性鼻炎の予防的治療(早期介入療法)への応用が期待される。
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