研究課題/領域番号 |
16591732
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
相田 瑞恵 日本医科大学, 医学部, 助手 (20366719)
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研究分担者 |
RUBY Pawankar 日本医科大学, 医学部, 助教授 (00287674)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 鼻茸 / γδT細胞 / Toll like receptor / 接着分子 / ケモカイン / IL-4,IL-13 |
研究概要 |
慢性副鼻腔炎やアスピリン喘息などに合併する鼻茸の発生においては、遷延化する慢性炎症が重要な一因を担っていると考えられているが、詳細なメカニズムは未だ十分解明されていない。鼻茸組織では好酸球、肥満細胞、T細胞などの炎症細胞の浸潤が増加していることが報告されており、これらの細胞の果たす役割についての研究も進められている。 我々は、近年γδT細胞がアレルギー性鼻炎患者の鼻粘膜に増加している事を報告していた。本研究では鼻茸においても、γδT細胞が優位に増加していることを明らかにした。更にこれらのγδT細胞がIL-4、IL-13、IFN-γを発現していることも既に明らかにした。慢性副鼻腔炎やアスピリン喘息に合併する鼻茸の発生機序において、これらγδT細胞が果たしている役割を解明するため実験を進め以下のような結果が得られた。 γδT細胞がTLR-2とTLR-4を発現している事を明らかにした(免疫組織染色、フローサイトメトリにて)。γδT細胞がCD80、CD86、CD28、CD40L、HML-1などの接着分子を発現していることを明らかとした(免疫組織染色、フローサイトメトリにて)。γδT細胞を抗原刺激により活性化することにより、RANTES、IL-4、IL-13などのケモカイン・サイトカインの産生が増大することを明らかとした(ELISA法にて)。更に、鼻茸由来のγδT細胞をLPSで活性化させることで、γδT細胞におけるRANTESの産生が増加していた。これらの結果によって鼻茸の発症機序にはγδT細胞が重要な役割を果たしている車が示唆された。
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