研究課題/領域番号 |
16591747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
近藤 峰生 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80303642)
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研究分担者 |
寺崎 浩子 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40207478)
中村 誠 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (60283438)
三宅 養三 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (30166136)
近藤 永子 名古屋大学, 医学部附属病院, 助手 (30335038)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 人工視覚 / 遺伝子改変 / 中型動物 / ウサギ / 網膜色素変性 / 網膜 / 動物モデル / 網膜電図 / モデル動物 / ロドプシン |
研究概要 |
人工眼の動物実験では、人に近い眼球径を持った動物に人工眼を移植する実験が必要である。この場合、単に人工眼の安全性のみを評価したいのであれば正常の動物に移植すればよいが、実際に失明した患者様に視力を再び与えるという目的を考えた場合、失明した動物に移植して移植後に視力が向上したことを証明することが必要である。そこで今回の研究において、我々は様々な方法を用いて中型動物(主にウサギ)の視細胞変性モデルを作成する実験を行った。具体的な方法として、以下の3つの方法を行なった。(1)硝子体内に特殊な薬物(特にN-methyl-N-nitrosourea)を投与して視細胞を変性させる方法。(2)特殊な薬物(特にTunicamicine)を全身投与して視細胞を変性させる方法。(3)遺伝子操作を行って視細胞を変性させる方法。特に(3)の遺伝子操作による視細胞変性モデルを作成する試みは、今回我々が最も重点をおいて進めた方法であった。この方法では、実際に網膜色素変性の原因遺伝子の一つであるロドプシン遺伝子の変異をウサギに導入した。ウサギのロドプシン遺伝子全てを含むゲノムクローン(BACクローン)を単離して、実際に網膜色素変性の原因となる遺伝子変異の一つ(Pro347Leu変異)を導入したベクターを構築し、これを高純度に精製してウサギ受精卵に注入した。このプロジェクトが成功すれば、網膜色素変性の治療としての人工視覚の発展に大きく寄与すると考えられた。
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