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RNAウイルスを用いた神経芽腫に対する腫瘍融解ウイルス療法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16591782
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 小児外科学
研究機関千葉大学

研究代表者

松永 正訓  千葉大, 医学部附属病院, 講師 (80302561)

研究分担者 吉田 英生  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (60210712)
幸地 克憲  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (40312938)
白澤 浩  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00216194)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードSindbis Virus / 神経芽腫 / Reovirus / Sindbis virus
研究概要

【背景と目的】腫瘍融解ウイルス療法とは、腫瘍内でウイルス複製能力を保持しつつ、正常細胞では病原性を示さないウイルスを用いて腫瘍を融解するというものである。今年度、我々はSindbis virusを用い、神経芽腫細胞株に対するin vitroの腫瘍融解効果を検討したので報告する。【細胞株と方法】神経芽腫細胞株SK-N-SH,IMR32,LA-N-5,GOTO,RT-BM-1を用いた。Sindbis virusは、MOI(Multiplicity of Infection)=0.0001から1までの間で感染実験を行った。陰性コントロールとしてウイルス液を45分間、紫外線照射しウイルスの複製能を消失させたものを用いた。アポトーシス誘導の判定にはTUNEL法を用いた。【結果】Sindbis virusを5種類の神経芽腫細胞株に感染させると、いずれの細胞もMOI=0.01以上でday3には、ほぼ100%の細胞が丸くなって浮遊した。同量の紫外線照射したウイルスを感染させても細胞に変化は認められなかったが、MOI=1以上まで紫外線照射ウイルスを増やすと細胞は丸くなり浮遊した。TUNEL染色を行なうと、感染早期にアポトーシスが誘導されていることが明らかになった。また、ウイルス感染後の細胞培養液を回収し、ウイルス力価を測定したところ、100倍に上昇していた。【考案】Sindbis virusは神経芽腫に対しては極めて強い腫瘍融解効果を示した。ウイルスの感染に際してアポトーシスが誘導されることが示された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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