研究課題/領域番号 |
16591818
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
小谷 穣治 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (80360270)
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研究分担者 |
大家 宗彦 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (40309480)
岡村 春樹 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60111043)
丸川 征四郎 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (00030883)
細原 勝士 兵庫医科大学, 医学部, 助手 (40368527)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | IL-18 / 好中球 / 骨髄細胞 / エンドトキシン / 不飽和脂肪酸 / マウス / ラット / Tumor necrosis factor / 中心静脈栄養 / TNF / TNF receptor |
研究概要 |
1.急性エンドトキシン(Etx)血症下における骨髄(BM)幼弱好中球アポトーシス(Ap)誘導とTNFR-p55の役割:TNFR-p55^<-/->マウスと野生株マウスを用いた急性Etx血症モデルにおいて、「Etx下でBM細胞数の減少がApによる事、その好中球への成熟過程でapoptosis抵抗性を獲得すること」、「Etx下の幼弱BM細胞のApがTNFR-p55に依存する」ことを明らかにした。 2.Etx下におけるBM細胞Ap誘導とIL-18の役割:IL-18^<-/->マウスと野生株マウスを用いた同モデルにおいて、「Etx下のBM細胞のAp誘導においてIL-18はAp抑制シグナルを伝達する」事を、を用いて発見した。 3.急性膵炎におけるIL-18の役割:IL-18^<-/->マウスと野生株マウスを用いたマウスセルレイン膵炎モデルで、急性膵炎下における内因性IL-18が膵組織に於けるiNos誘導Nitric Oxide産生を介して膵腺房細胞保護的な役割をもつことを明らかにした。 4.ラットTPNの確立:右内頚静脈に自作のシリコンカテーテルを留置し、個別ケージにて無拘束下3日間のTPN管理を行うシステムを確立し、脱落症例が0%を達成した。 5.ラットEtx血症下のBM細胞Ap誘導:我々がマウスで発見した「Etx血症下BM細胞のAp誘導、その好中球への成熟過程でのAp抵抗性の獲得」をSD雄性ラットでも確認した。 6.不飽和脂肪酸脂肪乳剤静脈投与の急性Etx血症下の骨髄幼弱好中球と末梢好中球Apへの影響:n-6系脂肪乳剤とn-3系脂肪乳剤の3日間前投与により、脾臓細胞、末梢赤血球の細胞膜成分の脂肪酸分析を行い、それぞれの細胞膜成分の変化を確認した。また、n-3系脂肪乳剤はn-6系脂肪乳剤に比べて、急性Etx血症モデルにおけるBM細胞細胞と末梢血成熟好中球のApを増加させる事を発見した。 7.ヒト好中球Apに於けるIL-18の役割:ヒトボランティア末梢血から分離した好中球培養系で、recombinant human IL-18がapoptosisを抑制し、その機序としてERKとPI-3 kinaseの関与を明らかにした。 8.ヒト好中球のEtxによるAp抑制の短鎖脂肪酸による制御:ヒトボランティア末梢血から分離した好中球培養系で、EtxよるAp抑制を短鎖脂肪酸、とくに酪酸(C4)が解除する事、その機序として、GP receptor以外の経路を介したCaspase活性によることを明らかにした。
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