研究課題/領域番号 |
16591820
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小河原 克訓 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (20372360)
|
研究分担者 |
小野 可苗 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (60344983)
武川 寛樹 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (80173558)
鵜澤 一弘 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (30302558)
丹沢 秀樹 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50236775)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | Ca結合タンパク遺伝子 / 口腔癌 / マイクロアレイ / 遺伝子発現解析 / 発癌予測 / Ca結合タンパク / マイクロアレイ解析 / ATP2A遺伝子群 / ATP2B遺伝子群 / S100遺伝子群 |
研究概要 |
口腔癌、前癌病変、正常組織に関して独自に開発したcDNAチップを用い、さらに、Affymetrix社製GeneChipもデーター併用して、癌、前癌病変、正常組織におけるCa結合タンパク遺伝子群の各種遺伝子の発現状態を網羅的に明らかにした。 その結果、27種類の遺伝子が癌病変で発現の大幅増加、83遺伝子が大幅な発現減弱していた。マイクロアレイの結果を基に、real time PCRにより定量的に各遺伝子発現を確認した。小胞体カルシウムポンプとしてはATP2a遺伝子群の発現増強、細胞膜上カルシウムポンプとしてはATP2B遺伝子群の発現減弱、小胞体内カルシウム維持タンパクとしてはcalsequestrin 1遺伝子の発現減弱、S100遺伝子群の発現減弱などが明らかになった。 これらの結果を総合すると、癌化することにより細胞内でのスイッチングが抑制・遅延されることが推測された。また、この程度に応じたCaイオンの動向により、発癌傾向の判定(発癌予測)に応用できる可能性が示唆された。
|