研究課題/領域番号 |
16591830
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州歯科大学 (2005) 九州大学 (2004) |
研究代表者 |
松尾 拡 九州歯科大学, 歯学部, 助教授 (70238971)
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研究分担者 |
坂井 英隆 九州大学, 大学院歯学研究院, 教授 (80136499)
小林 家吉 九州大学, 大学院歯学研究院, 助教授 (40243951)
清島 保 九州大学, 大学院歯学研究院, 助手 (20264054)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | thymosin β4 / Phosphoglycerate kinase 1 / set-α / yeast two hybrid / パートナー蛋白 / 歯胚形成 / thymosin β10 / PGK1 / GAPDH |
研究概要 |
我々がcDNA subtraction法により見い出した歯胚形成関連遺伝子群の蛋白レベルでの機能について、様々な機能解析を行い、以下の結果を得た: 1.thymosin β4(TB4)について:mRNAの歯胚形成期における発現様式の解析結果についての詳細は、論文に発表した(「発表論文」のAkhter, M.et alの項、参照)。器官培養法とTB4に対するアンチセンスオリゴによる実験で、TB4は歯胚形成初期に特に重要な役割を果たす可能性が考えられた。yeast two hybrid法による解析では、アクチン結合性蛋白、脱糖鎖酵素、MAP kinase系シグナル伝達因子、リポ蛋白結合蛋白、DNA複製修復関連蛋白、転写制御因子などがTB4の機能的パートナー蛋白候補として絞られた。 2.Phosphoglycerate kinase 1(Pgk1)について:Pgk1は解糖系の酵素であるが、in situ hybridization法により、そのmRNAは発生期歯胚局所に強い陽性像を認め、また同じ解糖系酵素GAPDHと複合体を形成することで歯胚形成に関与する可能性が示された。 3.set-αについて:yeast two hybrid法による検索で、転写制御因子、ユビキチン系酵素、エネルギー代謝系酵素などがset-αのパートナー蛋白候補として検出された。 4.新規接着因子様仮想蛋白について:Ig superfamilyに共通する構造が予測される新規接着因子様蛋白についてyeast two hybrid法を行うと、アクチン結合性蛋白、レクチン関連蛋白、細胞外マトリックス関連蛋白、シグナル伝達系蛋白、カドヘリン関連蛋白などがパートナー蛋白候補として検出、同定された。 その他、本研究と密接に関連して派生したType II/III Runx2/Cbfa1と歯胚形成との関連を示した研究成果を発表した(「発表論文」のKobayashi, I.et alの項、参照)。
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