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血清カルシウム降下因子カルデクリン遺伝子破壊マウスから骨・神経系の分子病態を探る

研究課題

研究課題/領域番号 16591864
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関明海大学

研究代表者

友村 明人  明海大学, 歯学部, 教授 (60188810)

研究分担者 稲葉 明美  明海大学, 歯学部, 助教 (50151585)
藤本 健吾  明海大学, 歯学部, 助教 (90286013)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードカルシウム / 骨吸収 / アルツハイマー / プロテアーゼ / 骨 / 神経 / アルルハイマー
研究概要

カルデクリンは膵臓から精製クローニングした新規カルシウム降下因子で急性膵炎惹起因子と考えられる。カルデクリンはエラスターゼファミリーのセリンプロテアーゼであるが、血清カルシウム降下作用にはプロテアーゼ活性が関与していないことを明らかにしてきた。カルデクリンの血清カルシウム降下作用は破骨細胞による骨吸収抑制と破骨細胞の形成抑制にあることが明らかになった。カルデクリンはRAKL誘導性破骨細胞形成のシグナル伝達経路の内、Ca-カルシニューリン系を抑制することを明らかにした。一方、カルデクリンは脳に発現しており、生理機能が不明であった。そこでカルデクリンがアルツハイマー病に特徴的な老人斑の形成に関与するアミロイド線維形成に関与するか検討した。カルデクリンはアミロイドβ40および42をプロテアーゼ活性で時間依存的に限定分解した。アミロイドβ42はアミロイド線維形成能が高く、12時間後にアミロイド線維形成が完了するが、カルデクリン共存下で切断されたアミロイドβ断片の線維形成能は低下した。またこの切断ペプチド断片の神経毒性は消失した。以上の結果から脳に発現しているカルデクリンはアミロイドβをプロテアーゼ活性で分解し線維形成を抑制する可能性を示唆した。そこで、カルデクリンの骨・神経系における生理・病態作用を明らかにすることを目的にカルデクリン遺伝子破壊マウスを作製した。ターゲッティングベクターをG57BL/6由来のES細胞へ導入しG418による薬剤選別を行ない、PCR法および5'-,3'-側の特異的プローブを用いてサザンハイブリダイゼーション法による解析を行った。組換えが起こったと考えられるクローンを得ることができたがマウス作出まで至っていない。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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