| 研究課題/領域番号 |
16591907
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
保存治療系歯学
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| 研究機関 | 東京医科歯科大学 |
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研究代表者 |
吉川 孝子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (00182733)
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| 研究分担者 |
高田 恒彦 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (70282762)
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| 研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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| 研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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| 配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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| キーワード | 重合収縮応力 / コンポジットレジン / 辺縁封鎖性 / 窩壁適合性 / ハイブリッドレジン / フロアブルレジン / 辺縁封鎖性性 / 接着強さ / フィラー含有ボンディング |
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| 研究概要 |
コンボジットレジンは、その審美性、操作性、歯質接着性、機械的性質により広く歯科臨床に用いられている。しかしながら、コンポジットレジンは重合に伴い収縮する特性がある。特に、光重合型コンボジットレジンは重合が急激に進むため、窩壁適合性が化学重合型レジンに比べ劣るという欠点を有している。
本研究から、Slow-start curing法と弾性の高いボンディングを併用すると、短い光照射時間でも象牙質窩洞におけるレジン修復物の辺縁封鎖性ならびに窩壁適合性が良好となることが判明した。
また、フィラーを含有する物と含有しないボンディングレジンを比較した結果、フィラーを含有するボンディングを使用すると、コンボジットレジンの種類に係わらず、フィラーを含有しないボンディング使用群より有意に辺縁封鎖性を向上させることが判明した。更に、フィラーを含有するボンディングにフロアブルレジンを併用すると辺縁封鎖性のみでなく窩壁適合性をも向上させることが明かとなった。
フロアブルレジンはハイブリッドレジンより修復物の窩壁適合性を向上させたが、その窩底部象牙質に対する接着強さは、ハイブリッドレジンより有意に低かった。このことから、窩壁適合性を向上させるコンポジットレジンは、逆に窩底部象牙質に対する接着強さを低下させることが判明した。
本研究の成果により開発された光照射器の完成により、根面齲蝕やくさび状欠損のような接着性の劣る象牙質窩壁への修復、コア窩洞や遊離エナメル質を残した大型の修復を、光重合型レジンを使用してさらに簡便かつ確実に行えるようになった。また、フィラーを含有するボンディングとフロアブルレジンを併用すると象牙質窩洞に対しても、完全な辺縁封鎖性が得られることをも判明した。本研究が光重合型コンボジットレジン修復の重合収縮応力緩和効果を有する臨床技法の確立に大きな役割を果たしたものと考える。
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