研究課題/領域番号 |
16591992
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 大阪大学 (2005) 京都大学 (2004) |
研究代表者 |
山村 功 大阪大学, 大学院歯学研究科, 助手 (90332733)
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研究分担者 |
永田 和宏 京都大学, 再生医学研究所, 教授 (50127114)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2004年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 顎関節症 / ストレス蛋白 |
研究概要 |
ヒト顎関節症および顎関節滑膜骨軟骨腫症患者から採取した滑膜由来の培養滑膜細胞において、HSP27、HSP70およびHSP90の発現をRT-PCR法にて確認し、本細胞が外的ストレスに対応するために、これらのHSPを発現しているものと考えられた。このうちHSP27は女性ホルモンであるエストロゲンのシグナル伝達における関与が示唆されており、これら培養ヒト顎関節滑膜細胞においてエストロゲンの受容体であるER-αおよびER-βが発現していることがRT-PCR法にて確認できた。エストロゲン刺激によるHSP27の発現に及ぼす影響を検討したところ、β-エストラジオールの用量依存性にHSP27遺伝子の発現誘導をRT-PCR法にて確認したが、Northen-Blot法では明らかな差異は認められなかった。この相違に関して、ヒトHSP27遺伝子の5´上流領域のプロモーター領域を分離し、ホタルルシフェラーゼ遺伝子をリポーター遺伝子とするプラスミドを作製、これを培養ヒト顎関節滑膜細胞に遺伝子導入し、β-エストラジオール刺激時のプロモーター解析を行った。結果、β-エストラジオールによる転写活性の増大を示す細胞株が確認できたが、すべての細胞株でその転写活性化は確認できなかった。この原因として、各細胞株で本来有しているβ-エストラジオールによるHSP27遺伝子の転写活性化機構が脱落している可能性が考えられ、今後はその差異の原因を追究していく予定である。
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