| 研究課題/領域番号 |
16592050
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
矯正・小児系歯学
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| 研究機関 | 長崎大学 |
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研究代表者 |
星野 倫範 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (00359960)
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| 研究分担者 |
藤原 卓 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00228975)
久保田 一見 長崎大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (30240914)
新川 弘恵 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (60346921)
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| 研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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| 研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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| 配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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| キーワード | ミュータンスレンサ球菌 / バイオフィルム / クオラムセンシング / ミティスグループレンサ球 / α溶血性菌 / ミティスグループレンサ球菌 / オートインデューサー |
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| 研究概要 |
デンタルプラークは歯面に成立したバイオフィルムで、環境変化、抗生剤、宿主免疫等の侵害刺激からプラーク細菌を防御する。このバイオフィルムは、ミティスグループレンサ球菌などの早期に定着するレンサ球菌が産生した菌体外多糖(グルカン)を足がかりに、さらに粘着性のグルカンを産生するミュータンスレンサ球菌が定着してう蝕の発生に大きく関与する。このバイオフィルム中で細菌はホルモン様伝達物質のオートインデューサーを放出し、菌種間でクロストークして細菌の密度を一定に保ったり、免疫に対抗する集団を形成したりするクオラムセンシングを行う。
本研究ではこのプラーク中のクオラムセンシングを解明するために、口腔バイオフィルム中のメンバーを同定することにした。その手法として16S-23S rRNA intergenic spacer遺伝子を利用したPCR法による口腔レンサ球菌同定法を開発し、Pediatric Dental Journal誌に"Method for rapid identification of oral streptococci by PCR using 16S-23S ribosomal RNA intergenic spacer"として発表した。これによりプラーク細菌中の60%以上を占めるレンサ球菌の迅速な同定を可能とした。その一方で、乳児を対象として歯の萌出前からの長期的な口腔細菌叢の変遷と保育園児童を対象として横断的な口腔細菌叢の相違を観察した。この結果、ミティスグループレンサ球菌を含むα溶血性菌はミュータンスレンサ球菌の定着により口腔内での割合が減少することから、これら菌種間のクオラムセンシングの存在を示唆し、"Establishment of S.mutans Changes Salivary Bacterial Ratio"と題して英文誌に投稿中である。今後はこれらの細菌間のオートインデューサーの同定を行う予定である。
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