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二次口蓋融合時における口蓋上皮の上皮-間葉トランスフォーメーションの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16592055
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

中嶋 昭  日本大学, 歯学部, 助手 (50297842)

研究分担者 磯川 桂太郎  日本大学, 歯学部, 教授 (50168283)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード二次口蓋融合 / 上皮-間葉細胞 / Medial edge of epithelial / 口蓋裂 / 成長発育 / Mesial edge of epithelium / plaltal fusion / trandforming growth factor / epithelial / mesenchyme / transformation
研究概要

口蓋融合部のMedial Edge of Epithelium (MEE)の運命は、次の三つの仮設が考えられている。一つ目に、細胞が死期の運命をたどるProgramming Cell Death、二つ目に、近接する上皮へのMigration、最後に、上皮-間葉組織のTransformation (EMT)の三つが考えられており、これらの複合によるものともされているが、未だ正確なMEEの細胞マーカーがないため明らかになっていない。そこで今回申請者は、上皮および間葉の細胞マーカーを使用し、MEEに特に関係の深い遺伝子免疫染色を重ね合わせることにより、二次口蓋融合時のMEEについて明らかにした。
実験に使用したWnt1-cre/T26R mouseのCranial Neural Crest drive (CNC)の細胞は、β-gal (+)細胞として口蓋の間葉組織に認められた。しかし、口蓋の間葉細胞にはβ-gal (-)の細胞についても認められた。これらの細胞を明らかにするため、DiI染色を行い、口蓋融合後にMEE由来の間葉組織があるかについて重ね合わせを行った。その結果、口蓋融合後にDiI (+)の間葉組織が認められ、それらはβ-gal (-)間葉組織であり、明らかにCNC由来の間葉組織とは区別することができた。更に、申請者らは、MEE細胞と関係が深い、TGF-β3およびTGF-β type III receptor (TβR-III)について、免疫染色を行い、その重ね合わせに精工した。TGF-βについては、MEEを含むすべての上皮細胞に発現を認め、TβR-IIIについては、MEE上皮に特異的な強い発現を認めた。これら、TGF-β(+)及びTβR-III(+)細胞については、すべてβ-gal (-)であった。DiI(+)上皮細胞は、TGF-β(+)およびTβR-III (+)であり、口蓋融合後のDiI (+)の間葉組織は、それぞれ、TGF-β (+)であり、TβR-III (-)であった。
以上より、細胞のheritable markerおよびcell lineage dyeを使用し、MEE上皮細胞の上皮-間葉トランスフォーメーションについて明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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