研究課題/領域番号 |
16592085
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
福田 英輝 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (70294064)
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研究分担者 |
高鳥毛 敏雄 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20206775)
日野 陽一 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 助手 (00315425)
中西 範幸 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (90207829)
新庄 文明 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30154389)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 保健事業 / 予防歯科 / 歯科保健拠点施設 / 喪失歯数 / 死亡率 / 歯周疾患 / 白血球数 |
研究概要 |
本研究は、兵庫県佐用郡(旧)南光町歯科保健センターが実施してきた20年間に及ぶ歯科健診活動の記録をもとに、当センター活動が受診者の年間喪失歯数に及ぼす影響について分析を行った。また、過去の口腔内状態が、現在の健康状態や生命予後に及ぼす長期的な影響についてのコホート分析を行った。その結果、当センターが提供する歯科保健サービス利用と年間平均喪失歯数との関連がみられた。また、1997/1998年における歯科健診受診時における現在歯数、および年間の平均喪失歯数は、10年後の健康状態、および死亡率と関連があることが示された。すなわち、1997/1998年当時に現在歯数が小さい者では、歯数が大きい者と比較して、10年後の死亡している者の割合が大きかった。地域における歯科保健拠点施設の活動が、良好な口腔状態の保持を通じて、将来の健康状態や生命予後に寄与する可能性が示された。 地域における歯科保健拠点施設が行う保健事業を評価することを目的として、タイ国バンコク都における保健拠点施設が行う保健事業と、南光歯科保健センターが行う保健事業の実績を比較した。その結果、両保健拠点施設ともに、妊産婦に対する歯科保健活動、乳幼児に対する歯科保健活動、および健康教育などの地域歯科保健活動を行っていた。しかしながら、バンコク都における保健拠点施が行う保健事業は、成人・高齢者に特化した事業が含まれていなかった。わが国の歯科保健拠点施設の特徴のひとつとして「成人・高齢者歯科保健事業」があげられた。
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