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HVJ-エンベロープを用いた歯周病ワクチンの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16592089
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

鶴田 圭伊子  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (10112210)

研究分担者 高橋 一郎  広島大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 教授 (20206791)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードTFF3ペプチド / HVJ-エンベロープ / 遺伝子導入 / タンパク発現 / マウス個体 / タンパク質発現 / マウス / 蛋白発現 / 粘液 / トレフォイルファクター / TFF3 / クローニング
研究概要

胃や腸の消化管の粘膜に限局して発現する抗菌物質のトレフォイルファクター(TFF)ペプチドの一つであるTFF3ペプチドがヒト顎下腺においても発現していることが報告されたため,TFF3ペプチドの粘膜の炎症に対する防御的役割を明らかにし,歯周病に対する防御的ワクチンとしての応用をも目指すことを目的とする。マウス個体への遺伝子導入のためのTFF3遺伝子を組み入れたプラスミドベクターを数種類作製し,大腸菌系を用いてTFF3ペプチド発現の確認を行った。
次に,哺乳動物細胞においてTFF3ペプチド発現ならびにカチオン系導入剤とHVJエンベロープ導入剤の比較検討を行った。
その結果,
1.TFF3連結pCAGGSベクターはCOS-7細胞,MODE-K細胞のいずれにおいても良好なTFF3ペプチド発現が認められ,HVJ-エンベロープによる遺伝子導入効率も良好であった。
2.遺伝子導入ならびにタンパク発現の成否を確認するためのコントロールとしてpEGFベクターの導入を行った。ベクター導入にはHVJ-エンベロープ導入剤を用い,マウス個体へは腹腔内投与にて行った。GFPタンパクの発現は蛍光顕微鏡にて観察した。
3.遺伝子導入後,3日目にマウスを解剖し,大腸の凍結切片を作製し,蛍光観察を行った。HVJ-エンベロープ導入剤による単独導入によってはGFPタンパクの弱い蛍光のみが観察された。
4.HVJ-エンベロープ導入剤にEDTAを同時に添加した場合,大腸固有層のバネート細胞近傍にGFPタンパクの明らかな蛍光を確認した。
TFF3連結GFP融合pCAGGSベクターでのGFPタンパクの蛍光は顕著ではなかったため,今後,pCAGGSベクター以外のベクターすなわちpEGFベクターへTFF3遺伝子を連結したベクター等の検討も必要であると考えられる.さらに,導入効率を高める工夫の必要性も明らかになった。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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