研究課題/領域番号 |
16592100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 神奈川歯科大学 |
研究代表者 |
大谷 進 神奈川歯科大学, 付置研究所, 准教授 (60104478)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,950千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 歯科法医学 / 年齢推定 / 歯 / D-アミノ酸 / ラセミ化反応 / 焼死体 / D-アスパラギン酸 / 象牙質 / 年歯推定 / 代謝 / 加齢変化 / ラセミ化率 / 年齢鑑定 / 検量線 / L-アスパランギン酸 / 対照試料 / 法医学 |
研究概要 |
当該研究期間内に以下の成果が得られた。1.年齢鑑定において、従来必要であった対照歯に代わる各歯種別、年齢別の対照試料を作製し、ほぼ正確に年齢を求めることが可能となった。2.アスパラギン酸(Asp)専用のFSカラムを作製し、分以内に明瞭にD型、L型を分離できるカラムを作製した。3.歯槽骨からのAspのラセミ化率は、以前実施した大腿骨に比べかなり低値を示し、大腿骨より代謝が活発である証を得、性差もみられた。4.マンモスとヒトの象牙質のラセミ化率の比較を行い、ヒトより低値であり、マンモスではヒト同様にセメント質側の方が高値を示した。5.(5)ラセミ化法による年齢推定において、最も良い指標はAspである。Asp以外のアミノ酸からの報告はみられない。しかし、他のアミノ酸も活用できれば、本法の信頼性の向上に役立つと思われる。そこで、Aspの他にグルタミン酸(Glu)及びアラニン(Ala)について検索した結果、可溶性成分を利用すると、Asp以外のGluおよびAlaも十分活用できる可能性が示唆された。6.下顎骨のラセミ化率を検索したところ、Aspのラセミ化率は、下顎枝と下顎体では下顎枝で、下顎体上部と下部では下部で、下顎体上部の臼歯部と前歯部では臼歯部でそれぞれ高くみられた。7.焼死体の歯を想定した加熱実験から、茶褐色になった歯からでも測色計を用いることにより、年齢推定可能になることが示唆された。
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