研究課題/領域番号 |
16592105
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
|
研究機関 | 山形県立保健医療大学 (2005) 新潟大学 (2004) |
研究代表者 |
倉島 幸子 山形県立保健医療大学, 保健医療学部, 助教授 (30161730)
|
研究分担者 |
赤澤 宏平 新潟大学医歯学総合病院, 医療情報部, 教授 (10175771)
鳥谷部 真一 新潟大学医歯学総合病院, 医療情報部, 助教授 (20227648)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 看護支援システム / 看護診断 / 正確性評価 / 正確度評価尺度 / 無作為化評価試験 / 無作為化臨床試験 |
研究概要 |
1.看護支援システムによる看護診断導入効果を評価する上で、看護診断の正確性に着目し大学附属病院の看護師を対象に、以下の研究を行った。 1)看護診断の正確性を評価するための評価試験実施:(1)試験用の患者を2事例選択し、ケース1、ケース2とした。(2)研究に同意した看護師42人を無作為にA群、B群に割り振った。A群はケース1をシステム使用、ケース2はシステム非使用で診断した。B群は逆の方法で診断した。(3)回答用紙に事例の看護診断名と関連因子を記述してもらい、回答時間をはかった。 2)看護診断名の正答の有無および看護診断の関連因子の記述を、Lunneyの正確度評価尺度を用いて正確度の採点を行った。 3)被験者の年齢、性別、所属科、経験年数、最終学歴、看護診断学習などの背景因子が、看護診断の回答時間、正確度、正答率にどのような影響を与えるか、SPSS14.0Jを用いて分析した。 4)結果:(1)看護支援システムの使用が看護診断の正答率に影響を与えたとはいえなかった。しかし、看護診断の正確性を損なわずに回答時間を短縮できるというメリットが考えられた。(2)看護診断の正確性はLunneyの正確度評価尺度を用いて評価することが可能である。(3)臨床事例に対する正確性評価が必要である。 2.看護支援システムの改良に必要な条件を以下のように考えた。 1)看護診断マスターの作成は、看護部で専任をおき、NANDAの看護診断分類の中で使用頻度の高い看護診断名・共同問題を選んで取り組む。 2)アセスメントの分析・統合・照合ができるプログラム、および患者の成果と達成期間・観察計画・看護治療が入力できるプログラムが求められる。
|