研究課題/領域番号 |
16592109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2005-2006) 島根大学 (2004) |
研究代表者 |
石垣 恭子 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (20253619)
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研究分担者 |
水流 聡子 東京大学, 工学部, 助教授 (80177328)
東 ますみ 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 助教授 (50310743)
高見 美樹 島根大学, 医学部, 助手 (10335565)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 看護情報学 / 情報システム / 大学院前期課程 / 教育カリキュラム / システム開発企業 / 大学院 / 前期課程 |
研究概要 |
本研究では、平成16年度、市町村及び県・保健所において保健師の人事を司る者を対象に行った調査を基に、看護情報学を大学院前期課程において専攻した者に対し行政が求める知識、技術について検討を行った。その結果、求められている人材は、単に情報科学の知識・技術を持った保健師を求めているのではなく、保健師業務に関わる情報システムの開発時、導入時に専門職員と調整する事のできる能力を求めていた。また、情報技術をどのように保健師業務に活用できるのか、自分自身で考える事のできる能力などを求めていた。 平成17年度は、医療系システム開発企業に対して行った調査結果を基に、看護学を素養に持ち、看護システム開発に携わる人材として必要な知識、技術について検討を行った。その結果、求められている知識、技術は、看護師としての知識の他に、システムの構築時、顧客(システムユーザー)との意思の疎通にその能力を活用したいと考えていることが示唆された。 また、我が国における看護情報学の教育を行う環境として、看護系大学院において看護情報学分野を研究指導している大学院は全国でも少なく、看護情報学を専門とする教員も少ないことが伺われた。 18年度は、病院・施設を対象とした調査を行ない、看護情報を担当する看護師として求める知識、技術について社会的なニーズを検討した。病院・施設を対象とした調査の結果、回答があったのは、700床以上の全大規模病院159箇所のうち、57施設であった(回収率35.8%)。看護と情報科学の関わりについての知識を求めた者が63%、病院という環境の中でパソコンを利用する知識があることを1求めた管理者が89%、情報についての倫理観を求めた者は98%存在した。その結果、地域・企業・病院・施設の調査結果を踏まえて、大学院前期課程における看護情報学の教育カリキュラム試案を立案し、カリキュラムの評価を行い、報告書を作成した。
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