研究課題/領域番号 |
16592132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
横山 美樹 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (70230670)
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研究分担者 |
佐居 由美 聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (10297070)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | フィジカルアセスメント / 看護技術 / 医療事故 / 与薬 / e-learning教材 / 看護基礎教育 / 教育プログラム / 安全・安楽 / 事故防止 / e-learningコンテンツ / 安全 / 安楽 |
研究概要 |
1.医療事故防止のために必要な看護師の判断、思考過程を強化し、かつ安全に実施するための教育プログラムの作成:「与薬」に関する教材作成と評価に関して1年目(平成16年度)の文献検討の結果、与薬に関する事故が最も多いこと、医療事故の原因として、「知識不足」、「経験不足」、「看護師の疲労」が多くあげられていた。また安全、事故防止に関する教育の重要性はいわれていたが、より具体的な看護技術に関する教育方法やフィジカルアセスメントの視点を含んだものはみあたらなかった。 学生の与薬に関するフィジカルアセスメント能力を評価するためのインタビュー調査の結果では、5Rの確認は100%の学生が認識していたが、フィジカルアセスメントの必要性、視点は約30%の学生しかあげなかった。これらの結果をふまえ、与薬に関するフィジカルアセスメントを強化する視点を含んだ教材(e-learningコンテンツ)を2つ(知識版とシミュレーション版)作成した。 学生に教材の活用を勧めた後、教材評価のために再度インタビュー調査を行った結果は、前回とほぼ同様であり、フィジカルアセスメント能力が強化されたとは言いがたかったが、これには学生の教材活用率が100%ではなかったことや、インタビューに応じてくれた学生の人数が少ないことも影響していると思われる。 2.フィジカルアセスメント教育方法の評価に関する卒業生対象の調査では、フィジカルアセスメントの技術の活用頻度には、臨床領域による差が認められたこと、フィジカルアセスメントに関する科目を受講した学生の方が頻度が高い項目があったこと、フィジカルアセスメントの技術の中でも使用頻度に差が認められ、それをふまえた教育を考える必要があることが明らかになった。
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