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慢性呼吸器疾患患者の呼吸器感染症状のアセスメントツールの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16592167
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

森 菊子  兵庫県立大学, 看護学部, 講師 (70326312)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード慢性呼吸器疾患 / 呼吸器感染 / 急性憎悪 / 感染予防 / 慢性閉塞性肺疾患 / 急性増悪 / アセスメントツール
研究概要

本研究は、安定期を維持できている慢性閉塞性肺疾患患者の呼吸器感染に関するセルフマネジメントの状況と、呼吸器感染症状・サインのモニタリング項目を明らかにし、慢性呼吸器疾患患者の呼吸器感染症状のアセスメントツールを検討することを目的とした。まず、1年以上呼吸器感染による急性増悪での入院経験のない慢性閉塞性肺疾患患者7名に、セルフマネジメントの状況について半構成的面接法によりインタビューを行った。その結果、協力者は風邪と思ったら早めに風邪薬を内服し、効かなかった場合は早期に受診する判断をしており、受診のタイミングの判断が重要であると考えられた。また、体温、酸素飽和度などを指標として客観的に自分の身体の変化をとらえたり、平常の範囲を知っていて何かおかしいと感じた時に、症状と数値を照らし合わせて判断しており、客観的に身体の状態を見ていくことが重要と考えられた。この結果をふまえ、慢性閉塞性肺疾患患者9名に、痰、身体の感覚の変化、咳、体温、鼻水、くしゃみ、咽頭痛、酸素飽和度、脈拍、気分・気力、食欲の状態に関する項目について、「0:ない」から「10:非常に多い」で1ヶ月間モニタリングをしてもらった。その結果、9名中6名において、症状・サインの悪化、回復の変化が見られた。症状の悪化が見られた人においては、咳の回数、痰の粘稠度、痰の量、鼻水、くしゃみの悪化が先行し、微熱出現より1日早めあるいは同時に気分の低下、気力の低下、食欲の低下が見られた。黄色痰については、発熱後に見られる傾向があった。以上より、慢性呼吸器疾患患者が早期に自分の状態をアセスメントするためのモニタリング項目として、咳の回数、痰の粘稠度、痰の量、鼻水、くしゃみ、体温、気分の低下、気力の低下、食欲の低下は有効であると考えられた。また、その変化をとらえることで急性増悪予防の対処につなげていくことができると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 安定期を維持出来ている慢性閉塞性肺疾患患者の呼吸器感染に関するセルフマネジメントの状況2006

    • 著者名/発表者名
      森 菊子
    • 雑誌名

      第26回日本看護科学学会学術集会講演集

      ページ: 466-466

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] The state of respiratory infections self-management with chronic obstructive pulmonary disease patients in their stable period2006

    • 著者名/発表者名
      Kikuko Mori
    • 雑誌名

      Proceedings of The 26th Academic Conference Japan Academy of Nursing Science

      ページ: 466-466

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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