• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

新人助産師に期待される能力とその実態-卒後1年の助産師の管理者の聞き取り調査-

研究課題

研究課題/領域番号 16592178
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 臨床看護学
研究機関日本赤十字看護大学

研究代表者

新田 真弓  日本赤十字看護大学, 看護学部, 講師 (00318875)

研究分担者 平澤 美恵子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (40211510)
神谷 桂  日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (50331484)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード新人助産師の能力 / 新人助産師の実践の実態 / 管理者が新人助産師に求める能 / 新人助産師の継続教育 / 助産師教育の効果 / 助産師教育への期待 / 管理者が新人助産師に求める能力 / 新入助産師の卒後教育 / 新人助産師の卒後教育
研究概要

本研究は、新人助産師の実践能力の実態とその体験を、新人助産師を受け入れる臨床の教育担当管理者が感じる新人助産師の実態とその課題を、それぞれのインタビュー調査を通じて明らかにし、現在の臨床における新人助産師の現任教育と現状の助産師教育のあり方を考察することを目的に実施した。
新人助産師は、1年間の助産ケアを実施する中で、【正常と異常の判断ができない】【初めてのハイリスク妊産婦へのケアに対する戸惑い】【新生児死亡や新生児の異常などに直面して動揺する】などの困難に直面しながら、自分なりに努力したり、先輩との関係の中で対処法を見出しながら、乗り越えていた。加えて、先輩助産師と共に学ぶ機会を得る、プリセプターから個別性を生かした助言を得る、先輩助産師の支援を受けてプライマリーのケースから実践的な助産ケアを学ぶなど、周囲からの有効なサポートによって新人助産師が支られていることが示唆された。
新人助産師は、自分が受けてきた助産師教育の中で実習体験の重要性と自分の目標となる助産師との出会いの大切さを挙げ、現在の自分の臨床実践に影響を及ぼしていると感じていた。一方で、妊婦へのケア、分娩期のケア、母乳育児を促すケア、ハイリスクの対象者へのケアなどが助産師教育の中で不足していると感じ、入職してすぐにこれらのケアを実践することに不安を感じていた。
一方、管理者は、新人助産師の特徴を【助産師の自覚が低い】【コミニュケーション能力が低い】などと捉え、指導の上で配慮する努力をしており、管理者は【「ひとり立ち」を目標】にして、【できることを増やしていく】【報告の重要性を伝え、確認しながら進める】【ローテーションを効果的に活用する】などの工夫をしながら、教育を進めていっていた。さらに、新人助産師が円滑に臨床に適応できるよう、【プリセプター制での支援体制を整える】【個別性を考慮しながらチームで育てる】などの支援体制を整えていた。
上記の結果から、助産師教育では、基礎的な助産ケアの知識・技術を身につけるとともに、臨床において助産師として成長していける基盤形成が重要であり、そのためには妊産婦に寄り添ったケアの実施をモデルとなるような助産師とともに行うといった充実した実習体験が不可欠であることが示唆された。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 新人助産師の臨床における体験とその実態 -新人助産師の感じる困難性- (第1報)2007

    • 著者名/発表者名
      新田真弓
    • 雑誌名

      20(3)

      ページ: 53-53

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 新人助産師の臨床における体験とその実態 -助産師教育に焦点を当てて- (第2報)2007

    • 著者名/発表者名
      久保田由美
    • 雑誌名

      20(3)

      ページ: 54-54

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi