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地域診断手法としてのPhotovoiceの応用

研究課題

研究課題/領域番号 16592204
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

波多野 浩道  鹿児島大学, 医学部, 教授 (50164851)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2004年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードPhotovoice / 地域診断 / Community Meeting / Windshield Survey / アクションリサーチ / photovoice / グループ討議 / 地区視診ガイドライン / 地域性
研究概要

本研究の目的はPhotovoiceの地区診断への応用可能性を明らかにすることである。
1)アセスメントするテーマにより映像化の難易に違いがあるか、対象とする集団の特性により、必要な工夫に違いがあるか。
2)Photovoiceを他のアプローチと組み合わせて用い、Photovoiceの信頼性・妥当性、手法としての可能性を明らかにすること。
対象地域として島嶼部4集落を選定した。対象者は,小学生とその保護者を主とする成人とした。データ収集方法は、(1)物語のついた写真の収集、(2)撮影された写真のグループ討議である。グループ討議には研究者が外部ファシリテーターとして参加した。尚、学内倫理審査委員会に実施計画を諮り,非該当と判定された。
アクションリサーチの結果,有効性については、Photovoiceの3段階の目標の達成度で評価したが、一部課題に取り組みつつある段階(第2段階)の集落もあったが、意見の共有化を図れたにすぎない段階(第1段階)の集落もあった。
課題1のアセスメントするテーマについては、学童の場合、テーマにより映像化の難易に違いがあったが、成人の場合は、地域診断による保健計画に結び付けられるテーマも十分可能であった。集団により違いがあったが、どのような特性による差異なのかは解明できなかった。
課題2については、Photovoiceをグループ討議に用いて、4集落で検討した。
家庭学級、老人クラブ、公民館講座にて、Community Meetingを、収集したPhotovoiceを用いて行なった。研究者によるWindshield Surveyと、住民のPhotovoiceでのグループ討議の結果は近似しており、表面的妥当性が一部実証された。Photovoiceは地区診断方法論の開発・発展に貢献するものと考える。

報告書

(3件)
  • 2005 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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