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地域在住軽度認知低下者の痴呆進展に対する痴呆予防教室の介入効果

研究課題

研究課題/領域番号 16592231
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関島根県立看護短期大学

研究代表者

山下 一也  島根県立看護短期大学, 看護学科, 教授 (30210412)

研究分担者 井山 ゆり  島根県立看護短期大学, 看護学科, 助手 (80342278)
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード認知症 / 認知症予防教室 / 回想法 / 自分史 / 高齢者 / ミニメンタルテスト / 軽度認知機能障害
研究概要

認知症のケア方法の一つとして、認知症予防教室が各地で行われている。しかし、認知症予防教室の効果に対して客観的なデータの報告は少ない。われわれは、2002年度に物忘れの自覚調査をU市K町住民65歳以上の全員に行い、1064名の回答を得ている。今回、その調査をもとに、特に物忘れを強く自覚し訴えた者、家族から物忘れを指摘されるも放置している者に対し、2004年度より、U市健康管理センター、公民館と連携を取り、認知症予防教室の開催をした(1地区24回開催で、2地区開催)。
2004、2006年度の認知機能のデータがある10名(平均年齢75.3歳)を分析したところ、ミニメンタルテスト28.1±2.0→28.6±2.0であり、統計上に有意差は認められなかった。このことは、対象がかなりの高齢者であることを考えると十分に効果があったものと推定される。
本教室の特徴として、地区公民館で毎月約1回、自分史作成を行ったが、昭和初期からビデオや写真、歌などにてグループで当時のことをふり返り(回想法)、自分史を完成していくという方法であった。参加者の反応としては、自分史を書くことが負担・どう書き進めればいいかわからない・テレビなど懐かしいものを見て思い出した・歌を聴く事は心が和んでいいなどの意見があった。参加してよかったことは、グループでの話し合いや懐かしいビデオや写真を見たことなどが上位であり、参加して変わったことは、家でも思い出すようになった、書くことで昔のことを思い出すようになったことが上げられた。今回の認知症予防教室の特徴は、グループでの回想法という手法を用いながら、自分史作成、すなわち、自分の過去をふり返り、新たな事実を発見し、脳を活性化するという方法であった。問題点としては、参加者の年代も様々であるので、年代別にテーマを決めることが難しいことであった。なお、2名が製本まで達成した。

報告書

(4件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 地域在住高齢者に対する認知症予防教室におけるパーソナルポートフォリオ(自分史)作成の試み2007

    • 著者名/発表者名
      山下一也, ほか
    • 雑誌名

      第17回日本医学看護学教育学会学術学会抄録集 (増刊号)

      ページ: 26-26

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2006 研究成果報告書概要
  • [雑誌論文] 地域在住高齢者に対する認知症予防教室におけるパーソナルポートフォリオ(自分史)作成の試み2007

    • 著者名/発表者名
      山下一也, ほか
    • 雑誌名

      第17回日本医学看護学教育学会学術学会抄録集 増刊号

      ページ: 26-26

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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