研究課題/領域番号 |
16603004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ガバナンス
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
佐久間 賢 中央大学, 総合政策学部, 教授 (30247308)
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研究分担者 |
林 しょう一 (林 昇一) 総合政策学部, 教授 (80064103)
大橋 正和 総合政策学部, 教授 (90160598)
菊澤 研宗 (菊沢 研宗) 大学院, 国際会計研究科, 教授 (90349233)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ガバナンス / 上司と部下関係 / 組織支援 / 人事評価 / キャリア / 組織コミットメント / 組織への貢献 / 組織への愛着 / コーポレート・ガバナンス / 中国民営企業 / 職場 / 業績評価 / リーダーシップ / 問題解決型上司 / ギャップ型上司 / 上司力 / 現場力 / 参加型意思決定 |
研究概要 |
本研究は、中国進出日系企業のコーポレート・ガバナンスについて、競合関係にある中国の民営企業と国営企業との比較研究の視点より分析したものである。具体的な研究調査活動としては、平成16年度に、中国所開大学国際商学院と、ついで平成17年度は同商学院、及び人民大学との共同研究として、アンケート調査を中心にして進められた。 本研究の特徴としては、日系企業について、同じ中国市場の競合関係にある中国民営企業や国営企業との比較研究の視点から進められた点があげられる。その成果としては、調査地域が一部に限られ、また、アンケート調査のサンプル数にも制限が生じたため、期待した統計解析上の優位のある結果が得られなかったが、予想外の成果として、中国民営企業が進めている競争優位戦略のなかで、その学習能力として、信頼関係を構築する能力やネゴシエーションカを高く評価している点が析出されたことがあげられる。すなわち、今後の日系企業の問題点の一つとして、中国民営企業と競争するためには、その学習能力として信頼関係やネゴシエーションカを向上させる経営戦略が重要であることがあげられる。 今回の研究調査は、当初から膨大な中国市場の特性について、一般的な特徴を見出すことは難しいことが予測されていたが、実際に調査研究を進めた2年間の研究結果として、前述のようにその難しい点が実証されることになった。 したがって、今回の調査研究に見られる成果は、むしろ、さらに今後の中国企業を研究する場合に必要とされる、実証研究の一つの仮説としての視点からみて、意義ある内容であることが指摘される。
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