研究課題/領域番号 |
16604008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学高等教育
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
清水 賀代 日本女子大学, 理学部, 講師 (20318794)
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研究分担者 |
小舘 香椎子 日本女子大学, 理学部, 教授 (20060668)
藤川 知栄美 日本女子大学, 理学部, 助手 (70319375)
駒井 友紀 日本女子大学, 理学部, 助手 (60409274)
浦野 義頼 早稲田大学, 国際情報通信研究科, 教授 (80287995)
坂牧 貴子 Japan Women's University, Faculty of Science, Research Associate (90318585)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 光無線 / 遠隔講義 / eラーニング / リアルタイム双方向通信 / 教育工学 / 光無線LAN / 次世代教育スタイル / e-Learningシステム / リアルタイム双方向配信 |
研究概要 |
本研究は21世紀型理数系教育のバーチャルユニバーシティの構築を目的として、以下の課題に取り組んだ。詳細を以下に示す。 【平成16年度】 (1)物理の講義と実験の連携をはかるための教材のコンテンツ化マルチメディアコンテンツのオーサリングツールAPSEMを用いて「ホログラフィ実験」の補助教材用コンテンツ開発を行った。これを用いて実証実験を行った結果、装置の取り扱いの質問が激減し、少人数のスタッフで丁寧な実験教育の可能性を示した。アンケート結果から、自分たちで実験を進められた達成感が得られたことがわかった。 (2)光無線通信システムの性能検討ためのデータ収集 日本女子大学と早稲田大学間(800m)の既設の光無線システムにおいて,視程データ、降水量などを継続的に取得し,天候依存性に対して検討を行った。その結果、年間を通し、99.9%の回線稼働率が得られ、0.1%の不稼動は年間を通じて断絶的に生じたものであった。また、光無線LANを用いて早稲田大学教授による通信の概要をライブによる形態の遠隔講義を行った。 【平成17年度】 (1)作成分散コンテンツの実運用化 「光センシング」コンテンツを作成し、電気通信大学大学院とのeラーニングによる単位互換でも使用した。単なる個人学習にならないよう、共同作業、双方向性を有したコンテンツ構成とした。WebCTの検索機能を活用することで、書きこみ式キーワード集を作成し、ディスカッション機能を活用しながら、小グループによるコンテンツ作成を行った。また、素材をデータベース化し、複数の講義で共有できるシステムを構築した。 (2)光無線を活用した3次元映像配信・動画像配信実証実験 学内の別棟間(50m)に敷設されている光無線LANと日女大-早大間に敷設されている光無線LANを活用し、遠隔講義を実施した。また、学内の有線LANとも組み合わせたネットワークでの遠隔講義配信も行った。いずれも、映像の乱れがなく臨場感ある映像が配信でき、受講者からも大変好評であった。さらに、光無線の大容量配信の特徴を活かして、開発した3次元映像コンテンツ表示システムを用いた3次元映像の実時間配信を行った。
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