研究概要 |
授業実践に関しては,フィリピンのカタンドワネス島の国立カタドワネス高校で愛媛県大洲市立大洲北中学校教諭が環境水に関する授業をフィリピンの高校生に行った。これをカタドワネス高校の教員たちが授業参観を行った。また同様に鳴門教育大学の学部生が土を題材に授業を行った。フィリピンのビコール州立大学と交流も行った。これを論文にまとめた。 また,カンボジア国立教育大学附属高校でカンボジアの高校生に愛媛県大洲市立大洲北中学校教諭が洗剤に関する授業と徳島県阿南市立阿南題意に中学校の教諭がアミノ酸しょうゆに関する授業を行った。カンボジア国立教育大学の教員との交流も行った。これを論文にまとめた。 ガーナならびに南アフリカでも自然環境教育に関する情報交換を中心に交流を行っているが,日本人の教員を連れて授業実践をするところまでいっていない。18年度に別途予算を組み,計画をしている。 教材開発に関しては,環境教育の日本における取り扱いの変遷に関して調査研究を行い,「化学と教育」誌に投稿し掲載された。河川を題材とした教材開発(銅鉱山あとに関するものと微生物群溶液に関する)に関しても論文も2編投稿し,1つは掲載,1つは現在審査中である。また,土壌を題材とした研究(腐植の還元力,土壌溶液中の微生物量,土壌を校正する金属の定量)に関しては3つ論文を投稿し,現在審査中である。環境水の分析法(表面張力を利用したものと,繊維を利用したもの)に関した教材開発に関しても2つ論文を投稿中である。以上のように多数の成果が得られた。 交流プログラムに関しても現在これらの実践と教材開発を協同で今後も行えるものを検討中である。
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