研究課題/領域番号 |
16611010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
「総合的な学習」のカリキュラム開発
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
全 炳徳 長崎大学, 教育学部, 助教授 (10264201)
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研究分担者 |
舟越 耿一 長崎大学, 教育学部, 教授 (50108271)
橋本 健夫 長崎大学, 教育学部, 教授 (00112368)
高橋 眞司 長崎大学, 教育学部, 教授 (00086448)
谷川 昌幸 長崎大学, 教育学部, 教授 (10271214)
劉 卿美 長崎大学, 大学教育機能開発センター, 助教授 (00346941)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 国際理解 / 総合学習 / GIS / WebGIS / データベース / Google Maps API / 地域理解 / 平和多文化 / 多文化理解 |
研究概要 |
本研究は平成16年度(2004)から平成18年度(2006)までの三年間、国際理解をテーマとする総合的な学習の教育課程編成について、またそれを支えるデータベース手法について研究が進められた。内容は総合的な学習のためのものとして、特に、国際理解をテーマとしているところから、海外の学校との授業連携を考慮に入れながら、本研究が進められており、それを支えるIT技術を利用したデータベースとしては「WebGIS技術」を目玉とするGIS技術を援用したデータベース構築とその利用技術を中心に研究が進められた。 全体的には、総合的な学習の教育課程編成については、(1)平和教育のための学習材の収集と編成(担当者:舟超、高橋)、(2)地域理解を深めるための学習材の収集と編成(担当者:室永、堀井)、(3)多文化教育共生のための学習材の収集と編成(担当者:谷川、福井)、(4)教員養成段階の体験学習の実施と評価(担当者、橋本、福田)、(5)韓国・中国との交流による学習法の検討(担当者、全、劉)、(6)IT技術を利用したデータベース構築(担当者:全、中村、森田)等について実施しており、それぞれの分野において成果を挙げている。 その一例として、総合的な学習の教育課程編成については、長崎大学教育学部においてエクスポージャー的な体験学習を盛り込んだ授業を開設し、実施した。この授業は日中韓の合同体験学習、あるいは国際理解を深めるための総合的な学習の試みとして実施された。本研究の第一報でも報告したように、初めての試みに日本側では長崎大学、中国側では北京師範大学、北京教育学院、東北師範大学、韓国側では漢陽大学校が参加した。 もう一つの例としては、IT技術を利用したデータベース構築である。これについては、「ケータイdeマッピングwith Google Map API」がデータベースエンジンとして完成され、第一報で報告を行っていたWebGISソフト(ケータイdeマッピング)を補強する形になった。また、新しい総合学習システムとしてRS/GISシステム"Eco-Jien"を開発し、総合的な学習のための実験授業も行われた。これら開発されたソフトやシステムは長崎大学付属中学校の生徒、長崎県立長崎西高等学校、長崎大学の学部学生による検証実験等を行った。また、教育分野で活用可能なソフトとしてその一部が一般公開にまでに至った(http://webgis.edu.nagasaki-u.ac.jp)。教育分野の方々により大いに活用されることを期待する。
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