研究課題/領域番号 |
16614015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
睡眠学
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
土井 由利子 国立保健医療科学院, 疫学部社会疫学室, 室長 (70280758)
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研究分担者 |
岡本 悦司 国立保健医療科学院, 経営科学部経営管理室(研究情報センター併任), 室長 (90247974)
藤田 利治 国立保健医療科学院, 疫学部社会疫学室(平成18年3月まで), 室長 (30175575)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 睡眠薬 / 催眠鎮痛剤 / 抗不安剤 / 抗うつ剤 / 睡眠 / レセプト / 社会医療診療行為別調査 / 催眠鎮静剤 / 医療費 |
研究概要 |
本研究の主な目的は、外来処方薬としての眠剤(主として睡眠の導入および維持を目的として処方されると考えられる催眠・鎮静薬、抗不安薬および抗うつ薬)について、安全性や有効性などの適正処方について検討することであった。本研究では、全国の保険医療機関における外来診療で処方されている眠剤について、社会医療診療行為別調査(平成14〜16年6月審査分)から得られた資料を用い、外来で処方された眠剤の総件数を推計するとともに、原疾患による傷病名別の推計値、不眠をきたすとされる疾患や薬剤との併用件数および割合を算出した。その結果、外来診療における不眠の薬物治療は、ベンゾジアゼピン系の催眠・鎮静薬および抗不安薬を中心に、非ベンゾジアゼピン系催眠・鎮静薬のゾピクロンやゾルピデム、抗うつ薬のSSRI・SNRIが処方の主流であり、中長期作用の眠剤の処方件数の減少が認められた。原疾患としては身体疾患や精神・神経疾患が主であり原発性不眠症が極めて少ないことが示唆された。また、原疾患の治療薬と眠剤との併用処方の頻度が高く、その中には不眠をきたす薬剤が少なからず含まれていることが明らかとなった。今後は医療経済学的視点を含めた適正処方に関する検討を進めていきたいと考える。
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