研究課題/領域番号 |
16631007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
環境技術・環境材料
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
迫田 章義 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30170658)
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研究分担者 |
松村 幸彦 広島大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80251370)
五十嵐 泰夫 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (90114363)
畑中 研一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70167584)
野城 智也 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30239743)
奥 彬 東京大学, 生産開発科学研究所, 研究員
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | バイオマス / バイオマス由来プラスチック / バイオマス由来エネルギー / 地域循環システム |
研究概要 |
平成14年12月27日に1府5省の連携で策定した「バイオマス・ニッポン総合戦略」が閣議決定され、わが国の将来におけるバイオマス利活用戦略が定まった。そこでは、地域のバイオマスから工業原料を生産し、さらにその原料から農業用・民生用プラスチック等の石油化学製品の機能を代替する新材料を合成して地域の需要に供し、この一連のプロセスを稼動するエネルギーもそれらバイオマスの物質変換残さ等から獲得する地域物質・エネルギー循環システムの実現の重要性を主張している。しかしながら、現在行われている省庁、企業、自治体等の取組みは目先の廃棄物問題をバイオマス利用と置き換えたものがほとんどであり、わが国のあるべきバイオマス社会を見据えてはおらず、そのために必要な学術・技術の研究開発は皆無と言える。すなわち、上記システムの創生に向けての学理が欠落している。本研究では、上記システムに関する特定領域研究等の大型プロジェクトを申請・発足させるための準備として、わが国およびアジア諸国におけるバイオマス資源の分布、利活用の現状、バイオマスタウン化構想などを調査研究した。具体的には、(1)国内外のバイオマス利活用実施例の実態調査、(2)バイオマス由来プラスチック(ここでいう「バイオマス由来プラスチック」は必ずしも生物分解性は必要とせず、その代わりに再度モノマーに再生して繰返し利用できることを特徴とする素材を)に関する研究論文、特許等の調査、当該システムに適する素材の選択、ならびに新たな材料の構想の確立、(3)絞り粕や残さ等のこれまでエネルギー回収から敬遠されてきた未利用物から小規模の装置でエネルギー回収する技術の研究論文、特許等の徹底調査、ならびに当該システムに適するものの選択と新たな技術の構想確立、(4)地域バイオマスの輸送・収集方法に関する徹底的に調査、などを行った。
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