研究課題/領域番号 |
16631008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
ナノ構造科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
橋本 竹治 京都大学, 工学研究科, 教授 (20026230)
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研究分担者 |
雨宮 慶幸 東京大学, 新領域創製科学研究科, 教授 (70151131)
今井 正幸 お茶の水大学, 理学部, 教授 (60251485)
小泉 智 日本原子力研究所, 先端基礎研究センター, 副主任研究員 (00343898)
瀬戸 秀紀 京都大学, 理学研究科, 助教授 (60216546)
柴山 充弘 東京大学, 物性研究所, 教授 (00175390)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 小角散乱法 / 放射光施設 / ナノ構造解析 / X線 / 中性子 / ナノサイエンス |
研究概要 |
小角散乱法は、ナノ構造の形成過程、消滅過程等ナノ構造の運動をその場・実時間観測を可能にするという長所を持ち、ナノサイエンス・ナノテクノロジーを支える基礎学問として小角散乱は今後ますます重要な地位を占めることが予想される。今までは小角散乱を用いたナノ構造解析が様々な分野で独自に発展しているが、分野間の情報交換が少なく、またSPring-8、PF、JAERI、KENSなどの大型共同利用施設との情報交換も希薄な現状にある。本研究の目的はこのような状況に鑑み、2006年の小角散乱国際会議(SAS2006)が日本で開催される事を契機に、小角散乱をキーワードに様々な分野を代表する研究者を集め、今後日本のナノ構造解析への方向性とそのための基礎学問・技術開発の重点化を議論するための企画調査である。 我々は数回にわたり、特に次世代に向けての小角散乱研究の方向性を以下の観点から重点的に討議をおこなった。(1)大型放射光施設(SPring-8、PF)を利用した新しいX線小角散乱測定技術の開発、(2)研究用原子炉(JRR-3M)、大強度陽子加速器計画中性子実験施設(J-PARC/JSNS)を見据えた新しい中性子小角散乱実験技術の開発、(3)小角散乱法および理論研究の発展に基づく次世代ナノサイエンスの創製、(4)小角散乱を用いたナノ構造研究を進める民間企業および散乱装置製造メーカーと大学間の産学連携の推進。これらの議論を全研究分野にわたり、且つ全国的規模で展開し、小角散乱を用いた次世代ナノ構造解析の方向性を定めるとともに、来る2006年我国で開催する国際会議SAS2006に向けて日本からの情報発信の準備を行うことができた。
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