研究課題/領域番号 |
16631010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
庭野 道夫 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (20134075)
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研究分担者 |
宇理須 恒雄 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (50249950)
岩澤 康裕 東京大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40018015)
岩崎 裕 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00029901)
吉信 達夫 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (30243265)
荻野 俊郎 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (70361871)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 生体計測 / 表面 / バイオチップ / バイオテクノロジー / ナノテクノロジー / バイオエレクトロニクス / 生体機能 / 表面加工・修飾 |
研究概要 |
DNAの塩基配列の解読により、生命現象を解析するプロテオミクスや、SNP(単一塩基多型)解析に基づいたオーダーメイド医療の実現など、21世紀のバイオテクノロジーを牽引する研究が活発になりつつある。これらの研究を進展させるためには、生体関連物質の高感度分析・解析技術の開発が必要不可欠であり、その技術開発には,20世紀に成熟した半導体エレクトロニクス技術、特に表面ナノスケール制御・解析技術と,バイオテクノロジーとのインテリジェントな融合が有効である.この融合をわれわれは「表面ナノバイオトロニクス」と名づける。この「表面ナノバイオトロニクス」の目標は,表面という2次元空間を作業空間として、生体情報を物理信号(エレクトロン(電子)やフォトン(光子)など)に高効率に変換し,また,その逆に物理信号を生体系にフィードバックするような、高度なバイオ・インタフェイスシステムを構築することである。国内外を見るに、現在,この種の研究は緒についたばかりである。そこで本研究は、半導体工学や表面科学の研究者と、生命科学、バイオテクノロジー分野の研究者が、有機的な医理工連携を図ることにより、「表面ナノバイオトロニクス」技術の戦略目標を討論することを目的とした。 平成16年(2004年)には、応用物理学会秋季大会シンポジウム「ナノバイオテクノロジーにおける表面・界面の課題」を開催し、本研究のメンバーを中心に講演・討論を行った。さらに、平成16年10月に内外の著名な研究者を招待して国際研究集会「International Workshop on Surface-Biotronics」(東京)を開催し、表面バイオトロニクスに関する研究調査を行い、関連情報の収集に努めた。 以上の調査研究に基づいて、平成17年度発足の特定領域研究「生体階層構造に適合した表面バイオトロニクスの創成」(代表:岩崎裕)を申請した。
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