研究課題/領域番号 |
16631012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 文化女子大学 |
研究代表者 |
糸林 誉史 文化女子大学, 服装学部, 講師 (60301834)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2004年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | ファッション / デザイン / アジア太平洋 / 地域研究 / グローバリゼーション / 消費文化 / 服飾 / 大衆文化 |
研究概要 |
本研究課題は、「グローバル化時代におけるファッション」に関係する諸研究について、各学問分野において「ファッション」に関する研究に関わってきた気鋭の研究者を招聘して、シンポジウムを開催し、日本における諸研究の現状と将来の発展性について調査し、その成果の上にヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋の各地域および各学問分野の研究動向を調査し、地域および学問分野に横断的な共同研究にむけた企画調査を実施した。 1.美術家の森村泰昌、文化人類学の野村雅一、表象文化論の小林康夫、西洋モード史の深井晃子の4名の研究者を招聘して、Fashion Studies in Japanと題するシンポジウムを開催した。 2.このシンポジウムでの議題をさらに深めるために、ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋州の研究動向を、おもに各学問分野別の研究状況や研究雑誌と研究者グループの有無などについて調査した。日本だけではなくアジア太平洋地域において、「ファッション」はいまだ家政学的な範疇に留まっていること、欧米においても学際的であり総合的な"Fashion Studies"としての学問的な地平を整地しつつあるのは英語圏の少数の研究者グループのみであり、ヨーロッパ諸国においても「ファッション」を対象とする学問分野は発展途上であり、各学問分野および地域において分断されていることが海外調査から分かった。 3.以上のシンポジウムおよび海外調査の成果を、英文報告書としてとりまとめ、ファッションに関する日本の水準と議論を欧米地域の研究者に公のもととするとともに、シンポジウムの成果を中心に図書として出版する準備を進めている。
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