研究課題/領域番号 |
16632001
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
美学・美術史
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
圀府寺 司 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50205340)
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研究分担者 |
井口 壽乃 北九州市立大学, 文学部, 助教授 (00305814)
伊東 信宏 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (20221773)
加須屋 明子 国立国際美術館, 学芸課, 主任研究官 (10231721)
永田 靖 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80269969)
三谷 研爾 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (80200046)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2004年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
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キーワード | 東欧 / ユダヤ / ポーランド / モダニズム / チェコ / ハンガリー |
研究概要 |
ほぼ隔週で研究会(MCEモダニズムと中・東欧)を開催し、この会に内外の研究者を招き、継続的に議論を行った。また、研究代表者は学術振興会の特定国派遣でポーランドのワルシャワに滞在して研究する機会を得た。ワルシャワ、ならびにユダヤ研究所は、本研究にとっても重要な拠点のひとつである。モダニスト・イコノクラスムというものが、同化ユダヤ人の「教養」Bildungの理想と密接に関わり、また、ユダヤ人の偶像忌避と関わっているという意味においても、また、モダニスト・イコノクラスムを推進した批評家や美術史家などの多くが、ポーランド、リトアニアなどの東欧圏出身であるという意味においても、この地域に研究の拠点を一時的にでも置いて研究することには大きな意味があった。 平成16年11月16日にワルシャワの美術史家協会でワークショップSpotkanie Japonskich i Polskich Historykow Sztuki i Muzykologowを行い、研究メンバーからは圀府寺、伊東、井口、加須屋、三谷のほか、大学院生も参加し、研究発表を行うとともに、今後の研究計画についてもポーランドのマリノフスキー教授などと話し合うことが出来た。このワークショップにはポーランドからも美術史家、音楽学者などが参加し、非常に実り多い会になったと考えている。また、ワルシャワの後、トルン大学を訪問して会議を継続し、副学長とも会談して今後の協力の可能性についても議論を行った。
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