研究課題/領域番号 |
16633003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
谷口 将紀 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 助教授 (60251435)
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研究分担者 |
小林 良彰 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (40153655)
増山 幹高 成蹊大学, 法学部, 教授 (50317616)
河野 武司 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (60170198)
建林 正彦 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (30288790)
待鳥 聡史 京都大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (40283709)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 市民社会 / 政治過程 / 日本政治 |
研究概要 |
何故、有権者の政治に対する関心が低くなったのか。その原因は、現実の政治、つまり、それを司る政党や政治家にあるのではないか。また、政治制度にも問題があるのではないであろうか。日本政治学会の『年報政治学』は、2005年号をこの課題の検討に充てる。 上記の問題関心に基づいて、研究代表者及び各研究分担者は、以下のテーマについて企画調査を実施した。谷口(政党担当)は、国会議員の政策位置について調査を行った。小林(編集担当)は、全体の取りまとめの他、市民社会における選挙に注目して、その制度が有権者にもたらす影響について企画調査を実施した。河野(利益集団担当)は、利益集団に関する先行文献を渉猟すると共に、今後あり得るべき調査の方向性につき企画した。増山(議会担当)は、外部の研究協力者と共に、議員改革制と権力分立制の立法過程に対する帰結について、企画をまとめた。建林(官僚担当)は、官僚制の政治的コントロールについて、裁量と選好を鍵変数として企画を行うことにした。曽我・待鳥(地方政治担当)は、無党派知事下の地方政府における政策選択に関して、知事。議会の二要因に注目して調査を行った。山田(投票行動担当)は、新保守主義とポピュリスト戦略の組み合わせが有権者の投票行動に与える影響について、企画を行った。 本年度においては、上記各自の企画を調整するため、合宿を含む2回の全体会合を実施し、あわせて本研究組織外の人材にも積極的に、本企画調査に対する参加を求め、研究代表者及び研究分担者を交えた討議に付し、修正補填すべき点の指摘や全体的視点との調整を行った。本科研は「企画調査」であるため、本年度において公刊された研究発表は存在しないが、研究代表者及び各研究分担者は、本科研の研究期間終了後に各自の企画の具体化を開始、2005年未までに『年報政治学 2005』として成果を世に問う予定である。
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