研究分担者 |
山村 則男 京都大学, 生態学研究センター, 教授 (70124815)
占部 城太郎 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (50250163)
関野 樹 総合地球環境学研究所, 研究推進センター, 助教授 (70353448)
小山 洋 群馬大学, 大学院・医科学研究科, 教授 (30143192)
前田 初男 大阪大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (00229311)
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研究概要 |
以下のとおり、打ち合わせ会2回および全体会議2回を開催し、将来の具体的な研究テーマおよび協力体制のあり方、報告書の内容などについて検討した。 1.第一回打ち合わせ会、5月8日東京(角田、紀本、柴田、板橋、薬袋) 2.第二回打ち合わせ会、5月15日那覇(角田、功刀、中井、横井、大谷、宗林、板橋、小林、伊藤) 3.第一回研究連絡会議、9月3、4日千葉県一宮町(分担者:角田、占部、関野、小山、前田、丸尾、柴田、橋本、紀本、小林、中井、田中、伊藤、横井、共同研究者:石田、尾崎、保倉(計17名)) 4.第二回研究連絡会議、11月19、20日(ゲスト:河田雅圭氏、小川信明氏、分担者:角田、山村、占部、関野、水口、前田、丸尾、宗林、紀本、功刀、小林、荒川、中井、大谷、田中、伊藤、薬袋、板橋、横井、共同研究者:尾崎、保倉(計23名)) 結論(一部)は以下の通りである。 研究の目標:今まで成長促進因子(栄養)か阻害因子(毒)のどちらかの面でしか捉えられていなかった化学物質(元素,有機物)に対して,その双方の観点で捉え直し生態系における役割を明らかにするとともに,その両面性に対する種間の適応の違いが進化にどのように影響を与え,生物多様性にどのように寄与したのかを解析する.また,そのために必要となる,生態系での物質循環の新たなる観測法や,生理機構を解明する上での総合的な動態解析法の開発を行い,環境科学,医学,食料問題などにも新たな可能性を見出す. どのような化学物質(+観測する対象)を共通の研究対象とするか:化学物質に対する種間の適応の違いを比較し,その生理機構について検討するためには,単独の化学物質に対する応答を比べるだけでは不十分であり,化学物質間の違いも重要な要素となりうる.また,その比較のため,生態系の化学量論的な取り扱いが不可欠であり,生物の主要構成元素などの動態をも合わせて観測する.
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