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建築物の性能的火災安全設計のための可燃物情報の体系化

研究課題

研究課題/領域番号 16636016
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 建築環境・設備
研究機関京都大学

研究代表者

原田 和典  京都大学, 工学研究科, 助教授 (90198911)

研究分担者 大宮 喜文  東京理科大学, 理工学研究科, 講師 (10287469)
松山 賢  東京理科大学, 総合研究所, 講師 (10307704)
鈴木 圭一  清水建設(株), 技術研究所, 研究員
土橋 常登  (財)日本建築総合試験所, 研究員
長岡 勉  (株)竹中工務店, 建設技術開発部, 研究員
研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード火災安全設計 / 設計火源 / 局所火災 / 可燃物配置 / 発熱速度
研究概要

建築物の性能的火災安全設計を行うためには、「設計火源(設計用入力火災)」を設定することから始まる。しかし、建築物内の可燃物の燃焼は、種々の要因により大きなばらつきがあって、告示式で与えられるように一義的なものではない。設計火源は、どのような可燃物を建築設計上考慮すべきか(用途区分別の特性的可燃物配置)という建築計画学としての整理を行った上で、特定された可燃物の燃焼性状を工学的にモデル化することが必要である。
本研究においては、建築空間内に存在する可燃物の代表寸法と可燃物間の配置、壁面や柱等の建築要素との位置関係に注目して、建物用途、室用途の組み合わせ毎に、典型的な可燃物の配置パターンを作成すべきことを提案し、例題として事務所の廊下、教育施設の玄関ロビー、鉄道駅などの配置パターンを抽出してモデル化を行った。また、可燃物の燃焼性状に関しては、既往の文献資料を整理して、可燃物の一般的呼称毎に発熱速度曲線を集積して統計処理を行った結果、椅子、ソファ、クリスマスツリーなどの設計火源を提案した。これらを用いて、鉄道駅のプラットホーム構造物の耐火設計ケーススタディを行い、調査結果に基づき可燃物を想定し、燃焼性状の予測を行う標準的方法を提案すると同時に、現時点での知見で不足している点を指摘した。
以上の成果は、(社)日本建築学会・防火委員会・火災安全設計小委員会の傘下に設置された「局所火災に対する耐火設計ワーキンググループ」との連携の下に行われ、シンポジウムを開催して成果を公表するとともに、建築設計者の意見を収集した。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 局所火災に対する耐火設計を考える2005

    • 著者名/発表者名
      局所火災に対する耐火設計WG
    • 総ページ数
      170
    • 出版者
      (社)日本建築学会
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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