研究課題/領域番号 |
16636021
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
神谷 秀博 国立大学法人東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究部, 教授 (20183783)
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研究分担者 |
金岡 千嘉男 石川工業高等専門学校, 校長 (00019770)
神原 信志 岐阜大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80362177)
遠藤 茂寿 産業技術総合研究所, 環境調和技術研究部門, リーダー(研究職)
藤 正督 名古屋工業大学, セラミックス基盤工学研究センター, 助教授 (50238523)
内藤 牧男 大阪大学, 接合科学研究所, 教授 (40346135)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 高温集塵 / 高効率発電 / セラミックフィルター / 石炭・バイオマス利用 / 廃棄物利用 / PM2.5 / 燃料電池 / 微量環境汚染物質 |
研究概要 |
本企画調査は、2005年10月に大阪で開催される「第6回高温ガス精製国際会議」に国内外から多くの参加が得られる魅力ある企画内容を立案し、新たな学問体系の構築を日本から発信することを目的に国内外の多数の同分野の研究者の協力により実施した。同会議は、これまで3年に1度、計5回開催され、従来は、石炭や廃棄物・バイオマスの高効率発電技術や省エネルギーを目的としたシステムを主眼にしてきた。しかし、地球温暖化、CO_2排出抑制のため世界的に石炭利用関連技術に対する逆風の中、大規模な高効率発電に関するプロジェクトは縮小、取りやめが進む中での開催であるため、新たな視点での開催が切望される状況であった。今回の企画調査を通じて、新たに関心の高い分野として、(1)従来型の大規模石炭、廃棄物の高効率発電に対して、分散型電源としてのバイオマス、廃棄物を用いた小規模高効率発電、(2)石炭、バイオマスなどのガス化ガスを燃料電池用燃料に使用可能とするためのクリーン化、改質技術、などが重要であることが明らかになった。また、石炭高効率発電で開発された大型セラミックスハニカムフィルターの転用先として、(3)ディーゼル車用フィルターに関して様々な情報の入手に成功した。さらに、今回の会議では、高効率発電に関連の深い300℃以上の温度域だけでなく、(4)ゴミ焼却場からのPM2.5や重金属など微量成分など環境汚染物質の除去法も、Warm gas cleaningという視点から特に欧米で関心の高いテーマであることが明らかになった。こうした分野の国内外の研究者との交流も行い講演募集を行った結果、前回米国大会の73件をはるかに上回る100件以上の講演申し込み(うち海外が65%)を既に受け付けた。上記テーマに関する世界的権威の招待講演も承諾を受けており、今回の会議内容のアナウンスを完成させ、世界各国に発信を行った。
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