研究課題/領域番号 |
16638008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
臨床獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
稲葉 睦 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (00183179)
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研究分担者 |
小川 博之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012016)
国枝 哲夫 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80178011)
鈴木 勝士 日本獣医畜産大学, 獣医学部, 教授 (00125080)
北川 均 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (70144003)
滝口 満喜 酪農学園大学, 獣医学部, 教授 (70261336)
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研究期間 (年度) |
2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2004年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 遺伝性疾患 / ジェノミクス / 産業動物 / 伴侶動物 / 遺伝性素因 / 獣医学 / 特定領域研究 |
研究概要 |
1)学術雑誌等の調査により、過去40年間に国内外で報告された動物の遺伝性疾患、ならびに動物のゲノム解析について、その内容と現在の研究動向を検討した。その概要は、獣医学教科書である「獣医内科学」等に記載のほか、獣医臨床遺伝研究会(平成17年3月)、獣医学会学術集会シンポジウム(平成17年4月)、ならびにHP(平成17年5月開設予定)にて報告する。 2)総括班、調整班が4回の討議を行い、上記を含め以下の合意に達した。 ◆対象とする疾患:特に国内で問題となっている、あるいは特徴的な疾患で、その解析が、産業動物の損耗防止や分子育種につながる牛・豚の疾患、人間社会との共存や福祉の向上に資する犬・猫の疾患、生命科学や基礎医学の基礎理論構築、医療への応用に発展し得る動物疾患。 ◆研究の展開:(1)特定の単一遺伝子疾患の原因遺伝子異常の解析、ならびに発症の分子機構とそれに基づく分子の生理機能の解明。(2)多因子疾患臨床症例の詳細な病態分類と原因となる分子・遺伝子異常の探索。 ◆研究組織:特定領域研究の創設に際しては、臨床知見の集積を含めた研究内容の特性に鑑みて5年間程度の研究展開を目指す。総括班、調整班のもとに上記(1)と(2)の研究展開の基盤となる2〜3の計画研究班を設置して重点的に基礎研究を実施するほか、2年間の公募研究をそれぞれ20件程度ずつ採用する。 2)下記の研究集会、公開シンポジウムを開催し、動物遺伝性疾患概念の周知と研究者-臨床獣医師間交流等を図った。 ◆「近未来の小動物医療-分子医学の潮流-」平成16年9月(札幌)Dr.U.Giger (Univ.Pennsylvania)ら講師4名、参加者約200名。 ◆「臨床遺伝研究会・農水事業・科研費ジョイントフォーラム」平成17年3月(天童)講演者延べ25名、参加者約80名。 これらをもとに、特定領域研究等の具体化を進める。
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