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新しい医学教育における解剖学教育に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 16639004
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 解剖学一般(含組織学・発生学)
研究機関広島大学

研究代表者

片岡 勝子  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (30034002)

研究分担者 塩田 清二  昭和大学, 医学部, 教授 (80102375)
安田 佳子  近畿大学, 医学部, 教授 (10025629)
鳥越 甲順  東海大学, 医学部, 教授 (50126603)
小林 繁  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (10118078)
洲崎 悦子  広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (10274052)
研究期間 (年度) 2004
研究課題ステータス 完了 (2004年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2004年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード医学教育 / 歯学教育 / 解剖学教育 / モデル・コアカリキュラム / 共用試験 / チュートリアル教育 / 授業評価
研究概要

医学部・歯学部における解剖学教育の現状と解剖学教授の意見をアンケート調査した。解剖学教育は2年生を中心に行われている。医学部ではマクロ・ミクロを分けた授業が多く,半数で臨床解剖学が導入されている。チュートリアルは80%の医学部で導入されているものの,解剖学への導入は30%にすぎない。チュートリアル担当者はチュートリアル教育に関して肯定的である者が多く,非担当者よりも,その効果を認めているが,実施には周到な準備が必要である。一方,歯学部ではマクロとミクロの統合が多い。臨床解剖学は35%で導入されているが,チュートリアルの導入は少ない。コアカリキュラムは医学・歯学教育のMinimum Requirementを明確化したものとして評価されているが,同時に「学生の知識が断片的である傾向が強まった」,「臨床を学んでいくための前段階的要素が強まり,解剖学の学問的意味合いが希薄になった」とも感じている。共用試験は「医学・歯学教育の中間時点で,学生の到達度を全国レベルで判定できる」ものの,学生が「論述能力を身につけることを阻害する傾向がある」,「共用試験に出ないような種類の勉強をしなくなる」と心配されている。ほとんどの教員は学生による授業評価を受けており,「学生のレスポンスをえて,授業を改善するために役立つ」が,「きちんと勉強している学生の評価が正確に反映されていない」,「低学年で履修するために,正しく評価できるだけに成長していない学生に評価される」と感じている。また,「点数化された評価よりも多肢選択や自由記述が授業改善に役立つ」とも考えている。授業評価にあたっては,設問や実施時期を慎重に吟味すべきで,授業改善以外の目的に直接に利用するべきではなかろう。
これらの結果を踏まえ,解剖学教育のさらなる改善に資するための提言を行った。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 我国の大学医学部・歯学部における解剖学教育に関する調査研究2005

    • 著者名/発表者名
      片岡勝子, 小林 繁, 他8名
    • 雑誌名

      解剖学雑誌 80・3(印刷中)

    • NAID

      10018272635

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 解剖学教育に関する調査研究 20042005

    • 著者名/発表者名
      片岡勝子, 小林 繁, 他8名
    • 総ページ数
      81
    • 出版者
      日本解剖学会教育委員会,科学研究費基盤研究(C)(1)「新しい医学教育における解剖学教育に関する調査研究」グループ
    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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