研究概要 |
現在AIBOのようなペットロボットが一般家庭に普及しつつある.ペットロボットは,様々なしぐさをして人間とコミュニケーションするが,動物のペットへの調教と同様に何らかのタスクを行なわせるには,マニュアルを精読しない限り,人間はペットロボットがどのような機能をもつのか,またどのような刺激を与えれば希望する行動を実行するのかがわからず,扱いにくい.そこで,人間がペットロボットに試行錯誤的に刺激を与えることで,ロボットに学習させると同時に,人間が自然に楽しくペットロボットの有する機能を学習して,相互に適応していくことが望ましい.このような背景から,本研究では,人間のペットロボットへの適応を促進するようなインタラクションの設計方法を開発し,実際にペットロボットや擬人化エージェントと人間とのインタラクションに応用し,実験的に検証した.なお,インタラクション設計とは,人間とロボット間でやり取りされる情報のモダリティ,コンテンツ,ロボットの学習アルゴリズムなどの設計を意味する.
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