研究課題/領域番号 |
16650051
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報図書館学・人文社会情報学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
BENNETT F.G.Jr (B・F GEORGE Jr) 名古屋大学, 大学院法学研究科, 助教授 (80303577)
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研究分担者 |
外山 勝彦 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (70217561)
松原 茂樹 名古屋大学, 情報連携基盤センター, 助教授 (20303589)
小川 泰弘 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 助手 (70332707)
松浦 好治 名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (40104830)
角田 篤泰 名古屋大学, 大学院法学研究科, 助教授 (80292001)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 翻訳 / 法令 / ネットオークション / Webアプリケーション / 対訳辞書 / 添削システム / ワークフロー / 世代管理 / 法律対訳辞書 / Zope |
研究概要 |
当初の研究計画に従い、収集・解析・評価/改良の順にスパイラルにシステム開発を進めた。特に、2006年度当初に計画として挙げた、翻訳品質のオーソライズの問題とその支援環境整備が課題であった。オークションの落札予算に比例するので、この実験ネットワークだけでは、品質の高いものは得られなかった。特に、最終的な実験の段になって、研究プロジェクトの会計処理の制約から、市場最低レートの支払い額を用意することも、研究としては無理であることが判明した。スパイラル過程での仕様分析を予定していたため、オーソライズ自体の直接サポートのための実験環境も用意できなかった。しかしながら、ソフトウエアルーツとしては、バージョン管理とワークフロー管理に関して初期の要求に適うシステムを実現した。実際には、政府主導で法令翻訳を進めるような人的環境の整備が実際に整いつつあり、本研究プロジェクトのメンバが中心となって支援した翻訳作業のコンテンツとなる辞書が構築され、逐次更新のシステムも提供したため、トップダウンに法令翻訳を行う限りでは、オーソライズの面は現実的に大きな問題とはならない。ただし、現実の翻訳品質は政府主導だからと言って十分高くなるとは限らないため、コストのかけ方によっては、やはり、本システムをさらに組み合わせて利用するという手段も可能である。また、直接の金品による落札でなくても、インセンティブの切替えによって、本システムを多少調整したカスタマイズを行うことで、様々なサイバー空間上の価値や名誉などを与えることも可能である。
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