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アルツハイマー病診断・治療薬の開発:βアミロイド結合分子探索からのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 16650081
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関新潟大学

研究代表者

橘 正芳  新潟大, 脳研究所, 教授 (10128712)

研究分担者 宮下 哲典  新潟大学, 脳研究所, 助手 (60323995)
野中 裕美  株式会社フユーエンス, 研究部, 主席研究員
研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードアミロイドβ / 亜鉛イオン / MC装置 / アミロイドβ結合物質
研究概要

アルツハイマー病は、我が国においても近年増加の傾向をたどり大きな社会問題となっている。アルツハイマー病の原因物質はアミロイドベーターであることが明らかになってきたが、本研究の最終的な目的はアミロイドベーターに結合する化合物を創出してアルツハイマー病の早期診断ひいては治療に役立つ物質を創出しようとするものである。本研究はその第一歩としてアミロイドベーターと小分子の結合をとらえるシステムの開発を試みた。
独自に開発したElectro spray deposition(ESD)装置(フューエンス社)を用い、アミロイドベーター1-42(BACHEM社 H-1368)を高電圧負荷時に発生する静電力を利用してマイクロフィルムに噴出し一定の強度をもつ膜を作製した。次にこの膜をアミロイドベーターの凝集に関与するとされている亜鉛2価イオンと作用させ、フューエンス社と共同開発したメカノケミカル(MC1型)装置(フューエンス社、橘で共同特許申請中)に装着し膜の張力の増加や減弱を検討した。その結果、アミロイドベーターと亜鉛2価イオンを結合させるアミロイドベーター膜の張力が増加することが判明した。さらにアミロイドベーター結合性のRNAアプタマーを作製し、これを併用して作用させるとこの亜鉛によるアミロイドベーター膜張力の増強の程度が減じることが証明された。すなわちこのアプタマーとアミロイドベーターとの結合がin vitroで証明された。今後培養系およびマウスを用いてアミロイドベーター結合性分子とアミロイドベーターとの分子間作用を検討している。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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