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可視光作動チタニア光触媒による着色歯ブリーチングシステム

研究課題

研究課題/領域番号 16650099
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

中村 聡  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助手 (40227898)

研究分担者 山下 仁大  東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (70174670)
研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード可視光作動 / チタニア / 光触媒 / ブリーチング
研究概要

本研究では可視光側に広い作動領域をもつチタニア光触媒を主剤あるいは助剤としたブリーチング剤を作製し、モデル化した着色エナメル質表面ならびに抜去歯を用いて、低輝度可視光照射下における脱色の効果について検討することを目的としている。さらに培養細胞系を用いて、可視光側に広い作動領域をもつチタニア光触媒ブリーチング剤の安全性試験を行い、より安全で効果の高いブリーチング剤を試作することを目的としている。
本年度においては、昨年度と同様まず天然歯と同程度の着色性をもつモデル歯を水酸アパタイトにより作製した。次に、可視光作動型チタニア光触媒を助剤とした過酸化水素水系ブリーチング剤の調製を行った。昨年度はLEDを用いた可視光光源により検討を行ったが,本年度は青色レーザー装置を導入しこれを照射系とした。
作製した作動型チタニア光触媒ブリーチング剤により着色モデル歯を漂白し、その効果を分光型測色計およびフラットベッド型スキャナにより測定した。両者の測定値を比較することにより簡便なフラットベッド型スキャナによる測定でも十分に実用になることを実証した。
また,可視光作動型チタニア光触媒を助剤とした過酸化水素水系ブリーチング剤は過酸化水素水濃度が、従来の高濃度過酸化水素水系ブリーチング剤の10分の1程度でほぼ同様のブリーチング効果がえられ,その有効性を示すことができた。
現在,工業所有権の出願準備と論文投稿の準備を行っている。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] エレクトロベクトルバイオセラミックスの分極誘起プロセス2005

    • 著者名/発表者名
      山下仁大, 中村 聡
    • 雑誌名

      セラミックス 40

      ページ: 163-167

    • NAID

      10014506614

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Concept and Development of Vector Ceramics for Bio-interface Engineering2005

    • 著者名/発表者名
      Yamashita K, Nakamura S
    • 雑誌名

      J Ceram Soc Japan 113(1)

      ページ: 1-9

    • NAID

      110002292244

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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