研究課題/領域番号 |
16650189
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 四国大学 |
研究代表者 |
横越 浩 四国大学, 生活科学部, 教授 (00253203)
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研究分担者 |
三木 章江 四国大学, 生活科学部, 助手 (50248324)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 発酵茶 / 還元物質 / レドグラム / 2次元レドグラム法 / レダクトーム / レダクトーム解析 |
研究概要 |
我々は、食品の抗酸化力の簡便な指標として還元活性に着目し、各種食品抽出液中の還元活性のスクリーニングを行ったところ、従来ビタミンCを含まないとされる、紅茶、ウーロン茶、プーアール茶、阿波番茶の茶葉抽出液中に強い還元活性を見出し、VCRA(vitamin C like reducing activity)と命名した。基礎的な検討により、この還元活性はビタミンCや茶葉抽出液の主成分であるカテキンとは異なり、紅茶、ウーロン茶、プーアール茶、阿波番茶では各々異なる分子種であること、さらにラジカル除去能も有することを見出した。 そこで各種食品抽出液の還元活性を複数の異なるクロマトグラムを組み合わせて分析し、その還元物質の単離同定を進める過程で、従来のHPLCによるカテキンやポリフェノールの分析とは異なり、複数のクロマトにより得られる多次元分画の活性を測定することにより物質(活性)を個々の物理的化学的正常の違いに基づき多次元平面上にピークが重ならないようにばら蒔く(ディスプレイ)することが可能であることを見出し、Functional Display Chromatography(FDC)と命名した。特に還元物質について、2種のクロマトの組み合わせと、2次元分画の還元活性の測定により得られるFDCを2次元レドグラムと命名し、これにより試料中の還元物質の全体像を網羅的に解析可能であることを実証した。 この方法を、発酵茶由来の還元物質に応用したところ、VCRAは当初の予想以上に多数の分子種よりなることが明らかになった。2次元レドグラムにより還元物質は2次元分画として採取された各ピークのMNR分析が容易に可能である。本法により未知の還元物質も含めた試料中の還元物質の全体像がレダクトーム(reductome)として把握可能であり、新規物質の発見、製品の品質管理など広範囲な利用が考えられ、四国TLOの指導の下、特許出願を行った。
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