研究課題/領域番号 |
16650204
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 福井工業高等専門学校 |
研究代表者 |
吉村 忠与志 福井工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (60042991)
|
研究分担者 |
上島 晃智 福井工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (20193790)
田中 一成 (株)オリオンエンジニヤリング, 工場長
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | 嗅覚アミューズメント性 / 匂い発生装置 / パソコンUSB管理システム / 匂い物質の教材 |
研究概要 |
あらゆる分野でいろいろな情報がコンピュータやインターネットで管理されている中で、五感に訴えるアミューズメント性のある情報、映像のある動画などがインターネットを介して情報交換されている。本研究は、五感のひとつである嗅覚に訴えるアミューズメント性の情報、化学物質の匂い発生のコンピュータ管理技術を獲得し、科学教材として教育に応用しようとするものである。 まず、匂いを伴う化学物質を高分子ゲルに含ませて、その安全性と匂いの芳香性の基礎研究を実施し、数十種の化学物質の匂いをコントロールすることができた。匂いの発生には、オリジナルな発生装置を開発し、パソコンのUSBバスで制御するシステムを開発した。 さらに、匂いの情報としてデータを数値化して、インターネットでも匂い情報の管理ができるシステムを開発し、インターネットメールの添付データとしてデータのやり取り、そして、送信した匂いの自動発生などのシステム化を行った。 国内はもとより、国外では、IUPAC主催の19ICCE国際会議(2006,ソウル開催)で報告し、参加者から好評を得た。 開発したコンピュータ制御の匂い発生システムを使って嗅覚アミューズメント性を必要とする教育現場で活用を図り、科学教育での匂い識別学習の教材として利用していく予定である。 この成果はコンピュータでの匂いディスプレイシステムとしての応用が考えられ、更なる教育教材としての利用を検討し、教育的効果を模索する。
|