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近世後期における在村医の地域ネットワークの研究-医療協力・症例研究会を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 16650223
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

中川 恵子 (末永 恵子)  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (10315658)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード日本史 / 近世 / 医術 / 在村 / 郷医 / 症例 / 医学史 / 看護・介護 / 在村医 / 地域医療 / 医療ネットワーク / 症例研究会 / 江戸時代後期
研究概要

今年度は、福島県立図書館および福島県立歴史資料館において、医家関連資料および参考文献の閲覧および複写を行い、収集して得たられた資料の解読と読み込みを行った。しかし、いまだ解読の途上である。福島県立歴史資料館所蔵の河越卿家文書(大沼郡三島町)には、患者の様子を非常によく観察した症例研究が豊富に存在していた。そして、その研究が、現在の福島県会津地方の医師たちとの共同研究の材料となっていたことがわかった。
今年度(平成18年9月)に翻刻・刊行された幕末期の医師・平野重誠著『病家須知』(農文協)は、医家のための専門書ではなく、家庭における看護・介護のための書である。一般の人々が直接専門家の助けを借りずに行える養生法を記したいわば「家庭の医学」である。これを通覧しながら、この種の民間療法と、医家の書における同種の病の対処法の相違点などにも、目を向ける必要性を感じた。
平成18年5月に開催された大分県中津において開催された第107回日本医師史学会総会に出席、報告した。同総会には、江戸時代の医学・医療に関する報告も多くなされ、情報収集につとめるとともに、蘭学の里と称される中津市にある市立村上医家史料館・大江医家史料館を訪問見学して情報収集を行った。中津藩は多くの蘭学者を輩出した土地であるが、重厚な漢方の歴史もある。そのような医師を輩出した地域のネットワークと福島地域との比較研究も今後の課題として考えられる。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 生体実験を拒否した生理学者 横山正松2006

    • 著者名/発表者名
      末永恵子
    • 雑誌名

      日本医史学会雑誌 52・1

      ページ: 2-2

    • NAID

      10022603957

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 自校史の授業をつくる2005

    • 著者名/発表者名
      末永 恵子
    • 雑誌名

      第54回東北・北海道地区大学一般教育研究会研究集録 54

      ページ: 19-20

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [図書] 福島県立医科大学の歴史2005

    • 著者名/発表者名
      末永恵子
    • 総ページ数
      37
    • 出版者
      福島県立医科大学
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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