研究課題/領域番号 |
16651051
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ構造科学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
山村 剛士 東京理科大学, 理学部化学, 教授 (00114702)
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研究分担者 |
小野田 晃 東京理科大学, 理学部化学, 助手 (60366424)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2004年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | ジンクフィンガー / 量子ドット / DNA / メタロチオネイン / 固相合成 / ルテニウムバイピリジン / オスミウムバイピリジン / ケミカルライゲーション |
研究概要 |
本年度の成果は以下のとおりである。 1)光活性分子素子とジンクフィンガーの融合・DNAとの結合:まず、従来の配列を変えN端側にルテニウム(オスミウム)トリスバイピリジン錯体部を移した。 Tbp^<Ru>-F1F2:Tbp^<Ru>-GTGEKPYG-CRICGRNFSRSDDLTRHIRTHTGEKPYGCRICGRNFSRSDHLTR-HIRTHTGEKPYYG この配列換えによりケミカルライゲーション法の適用が可能になり、自由にフィンガー側の配列を選べるようになる。改めてTbp^<Ru(Os)>-ZFの合成法を検討し、まず、ライゲーションの原料になるTbp^<Ru(Os)>-GTGEKPYGチオエステルの大量合成法確立に努めた。その結果、TAMPAL resinから固相法により伸長し、直接チオエステルを切り出す方法が有効であることを見出した。この方法でTbp^<Ru>-GTGEKPYG-F1F2とTbp^<Os>-GTGEKPYG-F2F1(F1、F2は何れも単鎖のジンクフィンガー)の合成を試み、前者については単離・精製に成功し、更に、50bp DNA上に5個直列配列させることに成功した。後者についても、Tbp^<Os>-GTGEKPYG-F2の合成に成功している。 2)ドットとの結合能を有する新規ジンクフィンガー融合蛋白質の合成:前年度における検討から、金のドットと1:1で反応し、安定にハンドリングすることが可能なペプチドとして、メタロチオネイン(MTIIのαドメイン)とジンクフィンガーの融合蛋白質の合成を企図した。 F3F3-MT : TGEKPYGCRICGRNFSRSDNLTRHIRTHTGFKPYGCRICGRNFSRSDNLTRHIRTHTGEKP YG-MTII_α 様々な検討の結果、固相合成後液相でのフラグメント縮合によりこの融合蛋白質の単離・生成に成功した。現在、金ドットの導入を検討中である。
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